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ジャズ喫茶ベイシーの音9

岩手県一関市にあるジャズ喫茶ベイシー(Jazz Spot BASIE)。熱しやすく冷めやすい私が、未だ飽きること無くベイシーへ通い続けており、ますますジャズの深みにはまり込んでいっています。なので、引き続きジャズ喫茶ベイシーで感じたこと、想ったことなど、散文を書き連ねていきたいと思います。いつまで続くことやら。

第41回目訪問(2010年12月中旬)






 久しぶりにベイシーへ行きました。椅子に座って落ち着いてみると、レコードを立て掛ける柱の時計が、以前のONKYOからJBLの小さい時計に変わっていました。近眼が進んできている私には少々見辛くなりました。

LAND SIDE THE CURTIS COUNCE GROUP VOL1

 ベイシーでライヴが行われた直後だからなのか、左のスピーカーには、PA用のスピーカーが乗っかったままになっていました。

DUKE ELLINGTON/COCERT IN THE VIRGIN ISLAND

 ビッグバンドで初めて聴くレコードでした。トランペットのソロが何とも面白い音色が出ていました。トランペットの先に、何かお椀のような物で、閉じたり開いたりしているような感じでした。こういうビックバンドでドラムを叩いたら、さぞかし爽快だろうと思いをめぐらせました。

ANDRE PREVIN'S TRIO JAZZ/KING SIZE

 ビッグバンドのレコード2曲くらいで早々に次のレコードに変更。あまりの音量に会話ができないためでしょうか。客席ではない奥の席でも、大音量では会話するのが難しいようです。大音量や多くの音の中から、目的の音を聞き取る能力が人間に備わっていても、やはり限界があるのでしょう。

 ところで、ベイシーではたばこの煙をよく見ます。ベイシーに来る客の喫煙率はかなり高いと思います。私自身はたばこを吸わず、禁煙だろうが喫煙だろうがどうでもいいのですが、どうもたばこにばかり税負担や分煙などのしわ寄せが行き過ぎているように思います。

 学校でも、先生方が校門の外に出てたばこを吸っている光景に出くわして驚いています。校舎内も全面的に禁煙になったようです。校舎の裏でたばこをふかすのは不良の十八番かと思っていましたが、時代は変わるものです。何とも哀愁漂う光景です。

 害があるから税金を高く、分煙などの規制をするならば、たばこに限らず、酒税などもボンボン税金を上げてもらいたいです。アルコール中毒の患者、その治療に莫大な税金が使われているはずです。また、電車など公共の空間でお酒を飲むのも、もちろん禁止。酒に酔った人が、駅員等に絡む。転落する。他人に迷惑をかける。これは禁止すべきです。たばこの例に倣うなら、分煙ならぬ分酒も徹底すべきでしょう。

 そしてパチンコです。これは、パチンコ中毒、ギャンブル中毒は、ニコチンアルコールに負けず劣らずの中毒性の高さを発揮します。これによって、生活が破綻したり、車内に取り残された幼児が死亡したりする例が止みません。しかも日本では公営ギャンブル意外の賭博は違法なはずです。ところが、パチンコは誰もがギャンブルだと本音では認識しているはずですが、建前は遊技場ということになっているようです。

 ギャンブル賭博場が駅前や幹線道路沿いにくまなくあるような国は、日本だけでしょう。たばこは禁止されているテレビCMも、パチンコは問題無いようで、テレビを見ていればバンバンCMが流されています。さらに、拡声器を備えた宣伝車が、街を走り回って騒音をまき散らしています。

 公平公正に考えるならば、たばこの規制以上の規制と税負担をパチンコにも求めるべきでしょう。さらに、分煙ならぬ分パチンコを徹底して、子供が眼に触れるような場所等には、パチンコ屋を開業できなくするべきでしょう。もしくは、換金という賭博を禁止して、完全な遊技場(ゲーム)とするかのどちらかです。

 なぜ愛煙家とたばこ業界だけが重い規制と税負担をして、酒とパチンコはOKなのでしょうか。まったく理解に苦しみます。と、たばこから始まって、関係ない話を書いてしまいました。

WYNTON KELLY TRIO WES MONTGOMERY/SMOKIN' AT THE HALF NOTE

MILES DAVIS IN PERSON FRIDAY ANS SATURDAY NIGHTS AT THE BLACK HAWK COMPLETE

 この日、計5枚のレコードを聴きました。


(2010年01月21日)

第42回目訪問(2010年12月中旬)


 前回に続いて翌週もジャズ喫茶ベイシーへ行きました。最初に聴いたMcCoy Tynar/The Real McCoyのレコードが良かったです。訳あって、写真もメモも取らず、感想はこれだけです。

(2010年01月21日)

第43回目訪問(2011年6月中旬)


 久しぶりにジャズ喫茶ベイシーへ行きました。6月中旬でした。前回から半年の時間が経っていました。何しろ大震災が起こってからは、しばらく音楽どころではありませんでした。今は何とか生活は落ち着いてきたとは言え、重要な問題はほとんど解決していないように思え、何となく気持ちが晴れない日々が続いています。

 震災前から、自室では相変わらず、まともなオーディオは出来きない状況でしたが、震災後はオーディオの文字が無くなっていました。しかし、震災から2ヶ月くらい経って、ようやく、ヘッドホンで音楽を聴く気になってきました。車のカーステレオでは、マイケルジャクソンのアルバムを好んで聴いていました。

 集合住宅では、ラウドスピーカーで音量を上げて聴くことができないので、やむなくパソコン用の卵型スピーカーで聴いています。いくら小型で箱庭的な音質で鳴るといっても、時々は生のような音量で聴きたい私には、徐々にストレスが溜まってきます。ヘッドホンで音量を上げても問題解決になりません。


(ジャズ喫茶ベイシー前)

 作業場に大音量で鳴らせるシステムを置いてあるのですが、震災後、色々と事情が出来て、聴きに行くことが難しくなりました。

 ということで、とにかく大音量のジャズを聴きたかったのです。

 一関市内はところどころ道路の補修や、建物の被害が見受けられました。道路はどこも、橋の部分で段差が出来ていていました。どうろではあちらこちらでひび割れなど被害がありました。新幹線はせっかく300km/hの運転ができる新型の車両E5系も、常に徐行運転でした。

 この大震災に伴い、強い余震が発生する恐れがあるので、新幹線は安全のため当分徐行運転し、道路や他の復旧も、せっかく直した後にまた地震で壊れ、復旧が二度手間になるのを回避するため、仮設的な復旧に止めているようです。


(ジャズ喫茶ベイシー壁)

 店内の光景は、記憶と変わりませんでした。きっと凄まじい復旧作業があったのだと思います。店内は満席で、止むなく?通常は座れない指定席に案内されました。目の前にウーハーが見え、Jimmy Cobbの文字が見えました。

 レコードはビッグバンドのひたすら明るい曲が大音量で鳴っていました。奥の丸テーブルでは、スピーカーからの大音量に負けじと談笑していました。大震災の憂鬱な気分をなぎ払うような曲と店内でした。

 7cmの小さなパソコン用スピーカーに慣れてしまった耳には、高域も低域も音圧も何もかもが新鮮でした。金管楽器の輝きは耳に痛い程でした。このときばかりは心地よい痛みとも言うべきでしょうか。

 ライヴ盤のレコードで聴衆のざわめきが入っているレコードがかかったのですが、それが丸テーブルの方々の会話と、混じり、まるでそこがライヴ会場のような臨場感が出ていました。2階で誰かが足踏みをしているような気配や音を感じたのですが、そんなはずはなく、何度も上を見上げてはスピーカーを見つめました。あれはいったい何だったのか、今でも分かりません。

 途中、レコードの中の聴衆がかけ声を出していたのですが、それがとてもリアルでした。おそらく、ジャズヴォーカルのように、エコーも何も加工していない声というものは、リアルに聴こえるのでしょう。

・Count Basie Jam Montreux 77

・Count Basie / Breakfast Dance and Barbecue

・Thad Jones Mel Lewis / Live at the Village Vanguard

・Harry James / Today !

・Rosemary Clooney and Harry James / Hollywood's Best

 以上、5枚のレコードを聴いて店を出ました。


(2011年09月01日)


第44回目訪問(2011年7月中旬)


 7月中旬、コルトレーンの命日、大好きなコルトレーンのレコードが聴けると思い、一関のジャズ喫茶ベイシーへ行きました。

 午前中、早朝から肉体労働をしていたため、2枚目ぐらいのレコードでウトウトしてしまいました。人間疲れれば、ベイシーの大音量のジャズでも子守歌になるわけです。



 夢うつつの状態で妙に生々しい音がするので目を開けると、店主を含めたジャズマン達3人が、それぞれドラム、ピアノ、ソプラノサックスをレコードに合わせて演奏していました。レコードと生の楽器と比べると、あらためてベイシーの音量は生と同じだというのが分かりました。

 コルトレーンの命日でしたが、この日は休日ということもあったためでしょうか。コルトレーン以外のレコードがかかりました。The Arrival of Victor Feldmanのレコードは、ベースは控えめ
のレコードかと思っていましたが、ベイシーでは生の数倍の迫力があったように思います。鉄琴のスティックが金属の板に当たり、板の下の共鳴筒に響く感触が非常に良かったと思いました。

 この日は、前回訪問時に続きお客が多く満員でした。震災後はお客が増えたのでしょうか。

My Favorite Things / John Coltrane

Live at Village Vangurd / John Coltrane

白いジャケット

DUKE ELLINGTON & JOHN COLTRANE

The Arrival of Victor Feldman

Count Basie Jam Montreux 77

 以上6枚のレコードを聴いて店を出ました。




(2011年09月01日)

第45回目訪問(2011年9月中旬)


 久しぶりに直利庵のソバを食べてから、ジャズ喫茶ベイシーへ行きました。

<休日の直利庵のソバの食べ方>
1.レジの所へ行き注文をする
2.席が空いたら座る(相席が当たり前)
3.ソバがきたらひたすら食べる
4.食べ終わったら会計をする
5.ソバが無くなると営業終了なので気をつける

 今回は中列に座りました。スピーカーに近いためか、片側のスピーカーから強烈な、アートペッパーのアルトサックスが降り注ぎました。最後列以外の椅子に座ったのは久しぶりです。最初のレコードはまだ大丈夫でしたが、最後のビッグバンドになると、さすがに耳が痛くなりました。

 スピーカーに近い分、音が鮮烈で音量が大きいのは当然として、音が四方八方に飛び散り反射していた。それに囲まれ臨場感とはまた違った感覚があり、レコードがモノラルかステレオなのかも、聴いていて分からなくなりました。

 オーディオは音量であると思いました。つまり、音量を求めると機材よりも部屋となり、部屋というもっとも手に入れがたい現実を再確認しました。

 この日、6枚のレコードを聴いて店を出ました。毛越寺でのカウントベイシーオーケストラのライヴはどうだったのか、野外だったのでPAを使ったはずですが、想像するしかありません。ビッグバンドのジャズをPA無しで聴いてみたいものです。

Art Pepper meets The Rhythm Section

FREDDIE HUBBARD / Open Sesame

ART PEPPER QUARTET / mordern art

JOHN COLTRANE / MY FAVORITE THINGS

Benny Carter Live and well in Japan

Count Basie and his Orchestra featuring Joe Williams / Breakfast Dance and Barbecue



(2011年11月01日)

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