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ジャズ喫茶カウントへの訪問記録5

Jazz Spot Count 21回目(2010年03月上旬)



 仕事で仙台へ行った帰りにカウントへ行きました。Bill Evans Trio / Trio 64のレコードが鳴っていました。デリカシーで内省的と思っていたEvansのこのレコードは、迫力があるように感じました。こういうレコードなのか、スピーカーのせいなのか、私の気分的な問題なのか。

 小さな店内に、お客が5人居ました。皆さん会社帰りなのでしょう。仕事で疲れた頭を休めるのに、ジャズが最適です。人によっては、飲み屋やギャンブル、その他という方々もおります。いや、こっちの方が多いでしょう。店主はいつも丸イスに座っています。



 そうしてレコードを聴いていて、MORE STUDY IN BROWN のドラムソロ部分にやられてしまいました。ドラムの音圧はたまらないものがあります。こんな音を自室で出したいものですが、出せたとして、確実に苦情が来るでしょう。STARDUST JOHN COLTRAIN、バラードの曲調で力強い音なのに、優しく感じました。

 カウントを出てからは、駅前でラーメンを食べて帰りました。

(2010年04月04日)

Jazz Spot Count 22回目(2010年06月上旬)

 仙台へ出張した際に、久しぶりにカウントへ行きました。仙台の街は、いやどこの街を歩いていても気付くことですが、空き店舗や住居の空家が目立ちました。とても景気が回復しているとは思えません。タダで空気を住まわせておくぐらいなら、多少なりとも家賃を取っても、私を住まわせて欲しいと思うような街や物件があります。しかし、大家さんも賃料を下げるくらいなら、空気を住まわせて置くほうを選んでいるので仕方ありません。それでも、それぞれの都市で、まだまだマンションや新しいオフィスビルが建っているのには驚かされます。



 仕事が早く片付いたので、日の高いうちにカウントへ入ることができました。変わらず営業されているカウントです。継続ということだけでも、私からすると尊敬の対象です。めまぐるしく変わる、街、人。そのなかで続けるということが、どれだけ大変なことか。



 レコードで、鉄琴の音ビブラフォンの音がよかったです。金属の音。管楽器もほとんどが金属でできていますが、この音色を正確に本物らしく描写するのがいかに難しいか。音だけ聴いて、ジャズを聴いてないと思われるかも知れませんが、ジャズも聴いています。ただ、心にしっくりくるジャズのレコードとそう簡単に巡り合うことはできません。それに、最初は何気なく聴いていたレコードでも繰り返し聴くことで、何故か味が出てきて夢中になる事も多いのです。ということで、何気ないレコードでは、ついつい音を聴いてしまうこともあります。



 帰りAERビル31階に上りました。何とかと煙は上に昇るとはこの事です。

(2010年06月27日)

Jazz Spot Count 23回目(2010年09月中旬)

 仙台へ出張の帰り、ジャズ喫茶カウントへ行きました。Art Pepper、 Duke Pierson他合計3枚のレコードを聴きました。2枚目に聞いたレコードは、オフマイクで録られていたようで、残響が豊かで気持ちの良いジャズでした。

 仕事、オーディオ、ジャズ喫茶なんでも続けていくのが、何とも大変な事だと実感します。これは何度もこのサイトに書いていることです。私が昔、工場で働いていた頃、定年と思われる人が、花束を受け取って退職していったのを何度か見たことがありました。これからの製造業で、定年まで工員を続けられるのは、少なくなるでしょうし、そういう風景も無くなるのでしょう。他の業種は言うまでもありません。自分がそうなることも、今は想像すらできません。

 カウントでジャズを聴きながら、普通に地道に何かを続けるということが、難しい世だと実感しました。



(2010年10月07日)

Jazz Spot Count 24回目(2010年11月上旬)

 仕事で仙台に用事があった帰り、カウントへ行きました。早い時間のため、私が店に入るとお客は誰もいませんでしたが、店主はCDからLPにソースを変えました。やはり、ジャズ喫茶店主の醍醐味は皿回しにあるのでしょうか。

 CD誕生後四半世紀が経ち、日進月歩のデジタルの世界で、塩化ビニールの円盤の溝を針で振動を拾うという、極めて機械的で原始的な方式がいまだ生きて、それが、最高の音質という考え方もあるのが、何とも不思議です。

 ジャズ喫茶ではホーンスピーカーが多いので、私も聴いているうちにホーンスピーカーを自分の手元で使ってみたいという欲求が出てきてしまい困ります。古くからあるホーンスピーカーを、現代の技術で製品化したモノがクボテックのようなオールホーンスピーカーになるのだと思います。

 このカウントではモダンジャズが多いものの、新しい盤もたまにかかります。とても気持ちが良く、この日は6枚のレコードを聴きました。

AER 31階からの風景
(仙台の街並み)

ジャズ喫茶カウント
(カウントの年期の入った看板)


(2010年01月21日)

Jazz Spot Count 25回目(2011年08月上旬)

 8月上旬、仙台へ仕事へ行った帰りジャズ喫茶カウントへ寄りました。ここも記憶のとおりの店内でした。復旧するのに大変だったに違いありません。

 そういえば過日、名取のジャズ喫茶パブロ(Jazz in PABLO)へ何年かぶりに行った際、店は営業しておらず、扉に紙が張ってありました。その張り紙には、店主が震災により天寿を全うされたため、営業を終了した旨が書かれていました。パブロは国道4号の近くにあり津波の被害は免れたはずですが、パブロよりも少し海側へ行くと、名取市で最も津波の被害の大きかった閖上地区があります。



 店主が居なくなり、扉が閉じられ、人気のない建物となったパブロを見て、ただ祈る他はありませんでした。

 レコードや大がかりなシステムはどうなったのだろうかと思いました。

 カウントで久しぶりにアルテックのホーンを聴いて、音色が柔らかいと思いました。何が起きてもおかしくはない。だから毎日を精一杯生きる。言うは易し、行うは難しです。

 仙台の街、いや東北全体の街やいたるところで「がんばろう」の文字が溢れています。「頑張ろう」「頑を張る」です。そんなことをずっと続けていたら、おそらく、ほとんどの人は持ちません。私は今、「ジャズを聴こう」です。

 私の心を察知されているような感じでレコードをかけてくれる店主。これはどういうことなのでしょうか。レコードを聴き終え店を出ると、涼しくなった夕暮れの仙台の街でした。よるになると涼しくなるところが、東京と違います。


(2011年09月01日)

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