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ジャズ喫茶カウントへの訪問記録4

Jazz Spot Count 16回目(2009年09月上旬)



 仙台へ出張へ行った帰り、ジャズ喫茶カウントへ立ち寄りました。見たことのない新しい看板と思しきものが、店の前に置いてありましたが、点灯していたのは昔からの古い看板の方でした。店内に入り、アルテックの前に座り、注文をするとあとはジャズを聴くだけです。

 雑念が浮かんできたり考え事をしたりするたちなのですが、考えても自分の中で解決したためしというのもほとんどないため、頭を空にしてジャズを聴くようにしました。何も考えずに、忘我の境地で音楽を聴くというのも難しいものです。



 しかし何とか、30分後くらいから、ジャズだけを聴いていたと思います。はっと我に返ったとき、飲み干していた水のグラスに水が注がれていました。気付かぬうちに、店主が水を注いでいてくれていたらしいです。それから帰りの電車の時間があったので、店を後にしました。

 想像力を働かせながら、頭を空にしてジャズを聴くのは難しい。オーディオ的、分析的に音を聴く方が、余程簡単に思えます。


仙台駅前雑居ビル


仙台西口駅前タクシー


仙台駅のステンドグラス

(2009年09月09日)

Jazz Spot Count 17回目(2009年10月下旬)

 昼間にジャズ喫茶カウントへ入店しました。久しぶりに、アルテックA5のスピーカーの真ん中の席に座り、ジャズを聴きました。スピーカーの音を正面で浴びるのは、なんとも気持ちの良いことです。一般的な住居ではこのような音量で、スピーカーを鳴らすのはかなり困難です。そして、音量を上げていくほど、俄然面白く楽しくなってくる音楽やオーディオがあり、ここら辺がヘッドホンでは難しいところです。



 アルテックA5という2wayのオールホーンスピーカーシステム。2wayでオールホーンなので、シンプルな構成とも考えられますが、オールホーンという複雑さも合わせ持っているスピーカーだと思っています。物事を単純な方へ考えるクセがありますが、単純なものほど実は奥が深いということを、何度も認識させられます。

 例えば、スピーカーのスロープは高次のネットワークでつなぐのが良いのか、それとも6dB/octのような、合成波形合成位相ともに、原理的に乱れないネットワークが良いのか、色々な数値があり、それぞれのユニットの持つ特性があり、個人的な主観があり、それらを総合的にまとめ上げるのは、並大抵のことではないと、この昔の天才達によって作られたスピーカーを見て思います。



 そして日が暮れるまで、延々とレコードを聴き続けて店をでました。



(2009年11月11日)

Jazz Spot Count 18回目(2009年12月上旬)

 仕事で仙台へ行った帰りジャズ喫茶カウントへ寄りました。まだ4時半だというのに辺りは真っ暗でした。店内に入ると、お客は誰もおらず、ソニークラークのレコードがかかっていました。アルテックA5の真ん中の席に座り、レコードを楽しみました。

 5時を過ぎると、会社帰りと思われる人が入ってきました。この店のドアは普通の一枚ドアなのです。店に入る3mくらい手前から、店内から漏れるジャズが聴こえます。しかし、周りは仙台の繁華街の喧騒で問題はないのです。逆に、この店に入ってジャズを聴くことで、喧騒から逃れることができます。

 街は、店の中も外もBGMや何かの宣伝音などで音だらけです。店内にBGMを流すのはお店の勝手ですが、公共の通りに向かって拡声器のようなスピーカーで騒音を流す意味は何なのか。理解に苦しみます。ジャズ喫茶でしばしジャズの静寂を浴びて、騒音の場所へでました。

(2010年02月02日)

Jazz Spot Count 19回目(2010年1月中旬)



 カウントへ行きました。先客がいたため、右スピーカーの真ん前に座りました。スピーカーまで2m以内の距離でした。このホーンスピーカーを、こんな至近距離で砂かぶり席で聴いて良いものかとも思いますが、たまにはいいものです。しかし、ウーハーの前に自分の顔があっても、高域が上から振ってくる感じがあまりしないのは不思議です。



 このジャズ喫茶では私には何なのか分からないアンプを使っています。見慣れないアンプから巨大なネットワークボックスと思われる箱まで、ごく普通の電線に見えるケーブルで繋がっています。最近は、電線がニシキヘビのように太かったり、ヌンチャクとか棍棒のようだったり、そして、装飾品や宝飾品のようなモノが増えて溢れているわけです。そんな時代にこの電線を見ると、逆に新鮮に思え、なんとなく落ち着きます。

(2010年02月02日)

Jazz Spot Count 20回目(2010年1月下旬)

 仕事のついでにカウントへ行きました。いつものドアを開け、店内に入るときっちり閉めます。ここの扉は年季がはいっているのです。なのでたいてい、お客が入ったり出て行ったりするときには、店主がドアを閉め直します。その動きも、ジャズ喫茶の一部になっているのかも知れません。しかし、私はきっちり閉めてしまうクセがついてしまいました。

 椅子に座って、レコードを聴きます。50年前に誕生したといわれるレコードが鳴っています。塩化ビニールという素材に針を当てて、塩ビ盤の溝から振動を拾うという方式です。なんとも原始的な方法が今の今まで生き残っているのが不思議です。



 いまでは、LPレコードよりも後発のCDやSACDが先に消えてしまいかねない状態です。DVD-Audioは、もう終わったでしょう。映像メディアのDVDもいつまでもつのか。Blu-Rayはどうなるのか。LPレコードよりも短命な気がしてなりません。

 今から数十年の年月が流れて、文化的財産として残され、未来のオーディオマニアの観賞に耐えうるCDやSACDがどれほどあるのかと思うと、なんとも心許ないのです。



(2010年02月02日)

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