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徒然雑記・散歩その7

内容を特に限定しない雑文などを書いていきたいと思います。更新は不定期ですが、よろしくお願いします。

クラシック音楽喫茶クライバー(kleiber)訪問(宮城県仙台市青葉区)

 2007年12月下旬、仙台のクラシック喫茶クライバーへ行きました。一年の仕事が終わり、つかの間の開放感を仙台で味わいます。今年を振り返ってみると、自分のオーディオを詰めることが出来なかったと感じています。今は目標とする音を探している状態なのでしょうか。

 オーディオとは関係ありませんが、仕事とはかくも厳しく辛く、哀しく、自分を捨てることなのかと、クライバーの美しいクラシックの音色を聴きながら思い返しましたが、自分だけでなく、世の中の大部分がおかしな方向へ向かっているように思えてなりません。

 そして世に生きる一人の労働者として、つかの間の安らぎを、クライバーで流れるクラシックで得ようとしています。来年は良いことがありますようにと願いました。今日のクレモナから流れているクラシックはどこか悲しげです。外は寒く、コーヒーが暖めてくれます。

 なんの澱みも汚れも無い美しい響きの音が一年を癒してくれました。





 クライバーを出ると、仙台では毎年恒例になった、光のページェントが始まっており、定禅寺通りの並木が全て光り輝いていました。人工的ですが美しい光景です。



(2007年01月01日)

ジャズ喫茶Lost and Found訪問(神奈川県川崎市麻生区)

 2007年12月下旬、近くに住む友人と会った帰り、新百合ヶ丘の近くにあるジャズ喫茶ロストアンドファウンド(Lost and Found)へ寄ってみることにしました。いわゆる多摩丘陵地帯の住宅地にあるジャズ喫茶で、どういう音を聴かせてくれるのか非常に楽しみでした。

 ホームページを見ると、バス乗り場から案内まで載っているのですが、私は多摩地域は勝手知ったる土地なので、ホームページの模式地図を覚えて徒歩で行くことにしました。目的地の近くにあるグリーンタウンは、私の知人が住んでいるのです。駅から徒歩20分くらいで目的地へ着きました。私にとってはバスに乗るまでもない距離です。





 ただし、私の歩く速さは時速6kmくらいなので、新百合ヶ丘からの距離は2kmくらいでしょうか。十分徒歩圏内だとおもいます。目的地へ近づくと、大きな団地群が見えて来ます。個人的には、こういう多摩丘陵地帯の団地群にとても郷愁を覚えるのです。今50代からその上の世代が、例えばアニメ映画「となりのトトロ」に出てくるような里山の風景に、郷愁を覚えるように、坂の多いコンクリートの団地で育った私は、こういう風景に、心をなにか動かされてしまうのです。



 その大きな団地群のショッピングモールの一角にジャズ喫茶Lost and Foundはありました。



 お店へ入ると、常連と思しきお客さんが二人居りました。小ぢんまりとした店内ですが、綺麗に片付けられ、雑然とした雰囲気がありません。スピーカーの間の王様席に先客がおりましたので、私はその隣りの席へ座りました。とても座りごこちが良い椅子です。



 一聴した感じは、とても透明な音と感じました。低域から高域までフラットバランスに聴こえます。低域の引きが非常に早く、軽い低音なので、最初はシャカシャカ鳴っているように聴こえたのですが、違うと思い直しました。中高域も非常に素直な音色で何の脚色もないといった音だと感じました。

 とてもバランスがよく、長く聴いていても疲れない音とでもいうのでしょうか。JBLやALTECのビンテージスピーカーを使っている所とは一味違ったHi-Fiな音だと感じました。音量も丁度良く、部屋が飽和しない程度で十分ジャズを楽しめる音量です。ただ生と同じ音量というわけにはいかない様です。

 ツイーターが強すぎることも無く、、低域が過剰に出てくることも無い音で、流れるジャズは都会的です。ちょっと私には時代が進みすぎているので、難しいです。とにかくこのお店の音は、ジャズに大きなクセを求めた音ではないと思いました。

 私はALTECやJBLのクセのある音も大好きですし、生そのものの音量でジャズを楽しませてくれるBASIEも大好きなのですが、、この透明な音を奏でるLost and Foundの音も心地良いものがあります。耳にズギューンと来るような重い高音や、はちきれてしまいそうな密度の高い中域、そして腹に響くような低音はしないのですが、音全体のまとまりが良く、こういう音も大好きです。この団地に住んでいるジャズ狂は、毎日この喫茶店へ通っているのではないでしょうか。

 自分の住む近くにこういうお店があるというのはうらやましいことです。この日は2時間ほどジャズを楽しんで店を出ました。コーヒーに小さなチョコレートがつくのも少し嬉しい気分です。



 帰り、新百合ヶ丘駅前のイルミネーションが綺麗でした。また来ようと思います。



ジャズ喫茶Lost and Found

(2007年01月01日)

私の菅野沖彦先生と川崎和男先生とジャズとの出会い

 菅野沖彦先生と川崎和男先生の出会い交流と、そして再会は別のサイトをご覧頂くとして、私は川崎和男先生の信者です。いつから信者になったのか、思い出すと、県立図書館でSTREO SOUND誌を読んでいたとき、たまたま菅野沖彦先生のレコード演奏家訪問の訪問先が、川崎和男先生だったのです。


(結局この号は買ってしまいました)

 私にとってSTEREO SOUND誌は分不相応な雑誌です。まず紙面で紹介されているオーディオ器機の値段が、私にとってあまりに高額です。買えない器機で、おそらく将来にわたっても買う予定の無い(買うことが出来ない)器機が載っている雑誌を買うのはもったいと考えていました。しかし、ハイエンドと呼ばれる製品のデザインは見ておきたいですし、特に菅野沖彦先生のレコード演奏家訪問とレコードの録音評は、大変参考になるので、県立図書館へ行ってその部分だけは毎号欠かさず読んでいました。



 とくに菅野先生の推薦盤は、録音とその芸術性の両方が優れていて、矛盾するようですが、芸術とはなんたるかすら知らない、私の様な未熟な人間にもその片鱗を感じさせ、大きな感動を得ることができます。

 そしてある号で、川崎和男先生へのレコード演奏家訪問が、掲載されていたのです。今までのレコード演奏家訪問の対談とは違うものを感じました。そのとき私は川崎先生が、どれほど凄いデザイナーかは、全く知りませんでした。しかし、非常に興味をそそられたのです。

 その後、図書館で川崎先生の図書を探し、何かに取り憑かれたかのようにむさぼるように読みました。そして、川崎先生がかつて東芝でデザイナーをされていたこと。その後交通事故に遭い、半身不随になられ、車いすでの生活を余儀なくされたこと。医学博士を取得されたことを知り、その考えの一端に触れ、強烈な衝撃を心に受けました。

 川崎先生は、自分の運命を切り開き、強烈に自己主張をし、そして喧嘩すらいとわないという、その使命に対する真摯な姿勢を著書から察することができました。

 その後、私は深夜まで仕事漬けの毎日と、たまの休日も本を読み漁る毎日で、食事すら満足に摂らずにいたため、身体を壊し、しばしの休養を余儀なくされました。医者からは過労死寸前だったと言われ、絶対安静を言い渡されました。そして、その休養中に出会った音楽がジャズなのです。それまで全く興味の無かった音楽でしたが、休養中ジャズ喫茶でジャズを聴いていると、いつの間にか力が湧いて来るのを感じたのです。

 そして休養明けには、ジャズは私にとって無くてはならない音楽となりました。もちろんそれまで聴いてきたクラシックやロック、ポップスも今でも大好きですが。

 それから、しばらくして、職場で技術検討発表会というものがありました。いってみれば、まれな技術を各職場から代表が出席して発表するというものです。ちょうど私は川崎和男先生の「プレゼンテーションの極意」という本を読み、さらに技術検討発表をする発表者になっていました。

 私の発表する課題は非常に地味なものでした。グランプリを取るのには流行りの「環境」などを絡める課題にすることが必要でしたが、あえてそういうものははずしました。結果、やはりグランプリは逃しましたが、「プレゼンテーション賞」を頂きました。なんか、プレゼンテーションの極意という本を読み、プレゼンテーション賞を取るというのは、何の落ちもないことなのですが、先生の著書を読み、自分なりに理解し実践した結果だったので、非常に驚いたのです。

 オーディオショーでは、実際に菅野先生お顔を拝見し、講演を聴くことができました。これほど嬉しいことはありません。菅野沖彦先生、川崎和男先生の存在を知ったこと、そしてジャズと出会えたことに感謝をしたいと思います。いつか川崎先生のお顔も直接拝見し、先生の講演や講義を拝聴してみたいと思っています。

菅野沖彦先生と川崎和男先生の対談
川崎和男先生マニアの勉強のページ

(2008年02月27日)

FostexのG2000について想うこと



 A&Vフェスタ2008が、みなとみらい地区の展示場で開催されました。過去A&Vフェスタには2回ほど行って、楽しんできているのですが、今年は仕事の都合でいけませんでした。しかし、ネットサーフィンをしていると、かなりの情報が得られ、その中でも特に気になったのがやはりFostexです。私はかつてFostexのブースでRS-2を聴き、そのレンジと厳音に感動し、さらに自作マニアの心をくすぐるようなユニットを展示してくれて、まじまじと見入っていたものでした。

 そして今年の注目はG2000です。音は聴いていませんが、そのユニットやエンクロージャーからは近年のFostexの設計概念を伺い知ることが出来ます。


(10cm径純マグネシウムHR型コーンミッドレンジ)

 まずはなんといっても10cm径HR形状の純マグネシウムミッドレンジです。純マグネシウムは密度はアルミよりも小さく、内部損失(減衰比)はアルミより優れています。スピーカーのコーンの材料として、金属のなかではもっとも理想的な性質を示す素材です。他にベリリウムもありますが、コストやベリリウム金属自体の人体への危険性を考えると、現実的には純マグネシウムが一番だと思います。

 Fostexはその純マグネシウムをツイーターの振動板として主に使用して来ました。ところが今回は10cm径の、しかもHR形状の振動板です。かつてMG850という8cmの純マグネシウム振動板のユニットを、Fostexは限定販売で登場させました。ところが、コイズミ無線の店員さんから聞いた話によりますと、このプレスには大変な苦労があって、なかなか製品とするのが難しかったようです。事実納品の時期は大幅に伸びてしまいました。



 しかも今回は、MG850のような単純なストレートコーンではありません。あの威容を誇るHR形状をしているのです。私は金属加工には疎いので単なる想像ですが、平板の純マグネシウム板を、プレスしてHRの形状へもっていくのには、何回かのプレスの工程を経ているものと思われます。もしくはワンプレスでも、相当ゆっくりとした速度でプレスしているのでしょうか?いずれにしても、相当の手間とコストをかけていると思っています。

 この威容を誇るミッドレンジから出てくる中音域はどのような音色なのでしょうか、ウーハーやツイーターとのクロスオーバー周波数はどれくらいなのでしょうか。興味が尽きないところですが、数値が公開されるまで、今しばらく我慢といったところです。

 しかし、この純マグネシウムとHR形状振動板というFostexの2枚看板を同時に実現してしまったこのユニットは、残念ながら単品販売される可能性は少ないでしょう。Focal社も同社の誇るベリリウムツイーターは他社へ供給していませんし。これはFostexの製品としてのスピーカーに使われる、いわばアイデンティティーの様なものになる可能性があると思っています。


(20cm径HR型コーンウーハー。欲しい。)

 そしてもう一つは20cm径のHR形状のウーハーです。これはとても欲しい。個人的には2wayでウーハーを最大にできる限界は20cmだと考えているので、このウーハーを、2way用に2kHz位までピストンモーションできるような仕様で単品販売化されるのを切に願います。中には2wayのウーハーは16cmまでだとか、25cmまでいけるという方もいらっしゃるかも知れませんが、Fostexの純マグネシウムツイーターT250Dと組み合わせて2wayのスピーカーを作るのに、この20cm径のHR形状のウーハーは最適なように思えるのです。

 まさかFoster電機様やフォステクスの関係者様がこのページをご覧になっているとは思えませんが、なんとか、この20cmHR振動板のウーハーを2way用に仕様変更したモノの単品化を検討していただきたいと思います。自分自身、なんて勝手なお願いだろうと自分に対してあきれ果てていますが、欲しいので仕方ありません。

 そしてG2000に用いられているブナ合板は、G850、G1300、G1302と使われてきた、いわば最近のフォステクスの標準的な素材です。おそらく高域の共振をダンプするために他と同様、G2000でもMDFの素材を一部に用いているのだと思います。

 そして最後、最高のユニットの技術と現実的な価格での箱の振動解析の技術を用いて製品化されたG2000は、非常に魅力的な製品です。私も自作マニアで無ければ、間違いなくG2000を手に入れるためにあらゆる手段を尽くしたでしょう。そして、自作マニアでなければ、グロスホワイトやグロスブラックの色の製品を選びたいと思うに違いありません。どうもあの赤茶のような色はちょっと・・・という感じが致します。しかし、色は好みですので、マーケットリサーチの結果で、あの色を好む人が多かったのでしょう。


(輪島漆器塗りのG850?)

 とにかくG2000には驚かされました。さて20cm径のHRウーハーはいつ単品化発売されるのか。されないのか。そしてW300A-HRはいつ発売されるのか、首を長くして、気長に待つこととします。それより、さっさとスピーカー自作のページを作らないといけませんね。

ここに掲載している写真はavcat様から転載したものです。
avcat
Fostexのホームページ

(2008年02月27日)

川崎和男先生の著書を読んで

 私が川崎和男先生の信者で、川崎先生の著書を読みあさったということは、前に書きましたが、他に想う事を書いてみたいと思います。先生は、

プラトンのオルゴール
デジタルなパサージュ
デザイナーは喧嘩師であれ
デザインは言語同断
デザインの極道論
デザインという先手
プレゼンテーションの極意
Design Anthology of Kazuo Kawasaki
artificial heart:川崎和男展

などの著書や作品集を出されています。

 その中で、「デザインは手が考える」「手が思考する」という言葉は、私自身とても身に染みて感じています。私は、残念ながらデザイナーという職業についていませんが、絵を描いたり、何かモノを作ることが大好きでした。結果、色々なモノを作ったりするのですが、デザイナーとは違った、「作るうちにアイディアがひらめく」という経験を何度もしたことがあります。これも広い意味では「手が思考する」ことだと思っています。

 例えば、私の趣味の一つに車のスケールモデルを作るということがあります。1/24のスケールモデルですが、上手に実車と見紛うばかりに作るには相当の技術力と集中力と忍耐力を要します。最初はもちろんマトモなものは作れません。ところが一つ作ってみるといろいろと分かってきます。プラスチックパーツのパーティーラインの消し方。塗料の食いつきを良くするために、部品にペーパーをかける。などなど、そして二つ三つと作っていくとさらに色々なことが思いつき、出来る完成品の出来映えは良くなっていきます。

 また作るうちにスケールモデルを出す各社の品質さえも完全に解ります。田宮模型は凄いの一言。全く作り手に補正を求めない程、カチカチの精度の製品を出しています。特に最近のモデルは、シャシーすらほぼ完全に再現してあるため、塗装の厚みを考慮しなと、完成時に各パーツがギリギリはまらないという程の精度で作られています。

 他ハセガワ、フジミなどは田宮に比べるとそれなりで、結構補正するのに苦労します。世界には、さまざまなカーデザイナーがおりますが、私はアンドレ・ド・コルタンツのデザインしたモデルが好きなので、フランスの模型メーカーエレールのキットも、組んだことがあります。しかし、これは非常に精度が甘く、日本の金型の優秀さを、作りながら認識させられた程です。

 アンドレ・ド・コルタンツのデザインした車で1/24スケールモデル化されているのは以下のものです。
プジョー905EV1(Herel)
トヨタ TS020 GT1(TAMIYA)

 また、以前製造業の職場で働いていたとき、CADの使い方、有限要素法解析ソフト(Nastran)の基本的な使い方、そして関連する部品の製作の仕方を働きながら学ぶことが出来ました。そして解析(シミュレーション)というものがいかに便利であるかも解りました。何せ、今までの構造解析では、実物の試作と実験を繰り返してようやく得られる数値を、全てパソコンで解析できてしまうのですから。しかし、解析結果と実物の測定値が違うことがありました。というより、違うことの方が多かったように思います。その原因が、解析モデルの条件設定で間違っていたのか、それとも実物を測定する段で間違っていたのか、一つ一つ原因を潰して、解析の精度を高めていったのです。その過程も貴重なモノでした。

 私はその職場で、試作部品の製作と解析、そして測定のすべての工程を担当することができました。なので、部品を作りながら、解析モデルのおかしさや、他色々なアイディアが思い浮かび、非常に有意義な仕事をすることが出来たと思っています。そして製造現場で作り、測定していると、設計者が解らない事すら、解るようになりました。例えば、同じ部品を測定しているのに接着強度の違いがでたり。その、現場と設計、測定が密着しているところが今までの日本の製造業の強みだったと思います。つまり現場の「手が思考する」ことがあったのだと思います。

 ところがこの頃は、設計者は設計だけ。測定は専門の人。作る人はただ作り続けると、完全な分業体制になっているところが多くなっていることが気がかりです。私も、「手で思考する」という作業をしないようになってしまったと、今反省しています。

(2008年02月27日)

川崎和男先生の著書を読んで〜手が思考する〜

 最近は手を使って何かを書くことが少なくなりました。文字はワープロソフト、図面はCADソフトで書くことが普通になってしまっています。私は昔、ドラフターで図面を書いている設計者にあこがれたものでした。しかし、「手が思考する」ということを信奉する私としては、書くという作業を復活させたいと考えていました。ということで、仕事の日誌、ジャズ喫茶ノート、スピーカー自作に関するアイディアと、3つのノートに分けて手書きで書き続けています。



 書く筆記用具は水性ボールペンでTOMBOWの製品です。確か10年以上前に買い求めたモノですが、今でも販売され、インクも手に入り、私の思考する一部となってくれています。もう手がこの筆記用具に馴染んでいます。ノートはいろいろ試した結果、ツバメノート株式会社製のノートが一番インクの乗りが良く、裏移りも少ないので使っています。菅原正二先生や川崎和男先生はなどは、著書からかなり高価でこだわりの筆記用具を使われているようですが、私にはこのTOMBOWのボールペンとツバメのノートが身の丈にあっていると思っています。ですからこのホームページに書いている文章もだいたいはノートに書き連ねた散文を、ほぼ丸写ししているだけです。

 ただし、ノートには「だ。である。調」で書いているのに対し、このホームページでは「です。ます。調」で統一してますので、その変換をしています。積み重なっていくノートが、私の当時の想いを記録しており、将来財産になってくれればと願っています。

 昔あるテレビ番組を見たことがあります。それは、部品の図面を綺麗にトレースする仕事をしていた女性の話でした。今ではCADが当たり前になっていますが、一昔前までは、手書きの略図から綺麗な図面を作るという仕事があったのです。

 その女性は毎日毎日、主に機械部品のトレースや作図を続け、ある日、依頼される設計図のミスの指摘ができるようになり、そのうち機械部品そのものの設計まで出来るようになったと紹介されていました。これもおそらく「手が思考する」という結果だったのではないかと思います。

 ただのコピー。丸写し。その積み重ねから、本人にそれを察知する感性があれば、そこから設計まで出来るようになるのだと思いました。いわば理論を学び設計していくという基本的と思われる道順ではなく、不完全でランダムな情報を、例えば赤ん坊が言語を覚えるように、自分で吸収してしまうという順序もあるのだなと思いました。

(2008年02月27日)

映画「耳をすませば」/サウンドトラック

耳をすませばサウンドトラック
(Tokuma Japan Communications TKCA-70648)

 スタジオジブリのアニメ映画「耳をすませば」をご覧になった方は多いと思います。映画上映後、何度もテレビで放映され、そのたび高視聴率を記録し、DVDも販売されています。私は特に人並み以上に映画を見て来てはいないのですが、この作品は強烈に印象に残っています。

 ストーリー展開はここで語るべくもないですし、下記アドレスのホームページに詳しく載っているので書きませんが、出てくる街の風景、音楽、この物語、それらが何ともやるせない感情を私に抱かせるのです。多くの人がいろんな感情を持ってこの映画を見たのだと思います。この映画に対するやるせない想いはどこから来るのか。そして、どうしてそれに私は捕らわれているのか、自分なりにまとめて書いてみることによって、やるせないキモチとの決別をしてみたいと考えてみました。
耳をすませば-やるせないキモチとの決別-

 ちなみにサウンドトラックは全曲生演奏でレコーディングし、マスタリングエンジニアには、あのオレンジの小泉由香さんの名前が記載されています。非常に音質、楽曲の質が良く、スタジオジブリ作品には、作曲家の久石譲氏が有名ですが、この作品もなかなかどうして素晴らしい楽曲です。

耳をすませば-Whisper of the Heart-
耳すまNET's〜耳をすませばHP〜

(2008年04月21日)

ソフトの購入

 ここ1年でCDもしくはSACDを購入した代金と購入枚数を集計して驚きました。購入した枚数は135枚、金額は約260,000円でした。ちりも積もれば山となるで、私の収入からすると、身の程をわきまえず、ずいぶんと買ってしまったなと思っています。まぁ「飲む」「打つ」「買う」をしないので良しとしましょう。購入はほとんどネットを利用するようになっています。まず、私が買いたいディスクは、マイナーなものばかりなので、店を回って探す手間やら何やらを考えると、どうしてもネットで購入するということになってしまうのです。

 ネットの通販ですと、ポチポチと欲しいディスクを、衝動買いのようにクリックしてしまう危険もありますが、同時に非常にありがたいとも思います。SACDなどは、店頭に殆ど置かれていないので、ネット通販はとても便利です。ハードよりソフトにお金をかけるという状態がしばらく続きそうですが、少し仕事の忙しさが落ち着いたら、本来の「思考と実験のページ」に時間をかけてみようかと思います。「オーディオとオーディオデザインの思考と実験のページ」という副題をつけている割には、今のところ、単なるジャズ喫茶巡りの感想を、書き連ねているだけになっているので、改善しなければならないと考えています。

 それより、CDも溜まってくると置き場所に困ります。特に現在、6畳一間の部屋に住んでいるので、CDといえども無視できない量になっています。早くCDはMacに取り込んでから段ボールにでも詰め、実家へ持って行こうかと思います。しかし、Macに取り込むのも、結構地道な作業で忍耐が必要です。そしてSACDだけを部屋へ置いて、部屋を少しでも広くしたいと考えています。

(2008年04月21日)

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