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ハイエンドショートウキョウ2007訪問記

〜ハイエンドショーで見てきたことなどを紹介しています〜

ハイエンドショートウキョウ2007訪問記

 今年もハイエンドショーが開催されたので、行ってみることにしました。今回はインターナショナルオーディオショーと同時期の開催なので、訪問する者としては両方一度に観れてありがたかったです。



FOSTEX

 前年までA&Vフェスタに出展していたFOSTEXが、なぜか今年はハイエンドショーに出展です。ブースには、主にステレオ誌でお馴染みの宮下開発部長と営業の佐藤重晴氏が、2人で切り盛りされておりました。今回の目玉はなんといってもG1300とG1302でしょう。G1300は昨年にも聴いているのですが、サブウーハー付きでしたので、単体モデルを試聴するのは今回が始めてでとても楽しみにしておりました。



 ところで1つ新作ユニットが展示されておりました。FE138ES-Rだそうです。FE208ES-Rの13cm版でしょうか。非常に似ております。本当は10cm径の物が登場すると思ったのですが、8cm径が限界から8.5cmになっていったように、FE108ESUで限界に達してしまったのでしょうか。今回は13cmとなっています。



 マグネットを見るとアルニコの様です。能率はどのくらいなのでしょうか。個人的には真中のセンターキャップがマグネシウムとなっていますが、振動板と同素材のものを使って欲しかったです。どうもセンターキャップだけが金属だと、個人的にラジカセのユニットを想像してしまうもので。開発中ということで、発売予定日も価格も未定との事でした。いわずともバックロードホーン専用ユニットでしょう。



 FE138ES-Rのバックロード型エンクロージャー参考例が載っていました。まるっきり長岡鉄男先生設計のスワン系統ですね。たぶん今までの10cmよりも高域も低域も伸びているのでしょう。なかなか長岡先生の設計例で13cmのスピーカーというのはありませんから、FOSTEXの設計例か、ユニットを手に入れた各個人のエンクロージャーの設計力に委ねられることになりそうです。

 私はまだ購入するかどうか決めていませんが、能率などをみて、ミッドレンジ用のユニットとして使ってみたい気がしました。でもこの後おそらく16cmの限定ユニットもでて来るでしょうから、悩みどころです。



 

 今回のイベントのメインとなるG1300とG1302です。赤っぽいエンクロージャーの色が何とも眩しいのですが、後発の茶色のエンクロージャーの物と、だいたい人気は二分されているようです。



 茶色のG1300です。こちらの方が落ち着いていてよい感じですが、私は白とか黒がすきなのでこれでも今ひとつといった感じです。



 G1302というトールボーイ型のスピーカーです。



 スピーカーからユニットが外されていたので、中の内部配線やネットワークが見える状態になっていました。宮下開発部長様からお話を聞くと、内部配線にはかなり凝っていて、すべて単線。ハンダの接続も嫌ってすべてカシメ接続と音質劣化の要因をすべて排除したそうです。



 さりげなく置いてあった業務用のアクティブウーハーで、スタジオには納入しているとのことでした。ここには新開発の25cm径HR振動板が使われています。宮下開発部長様に、W400A-HRを筆頭とし、300径、250径、200径、160径とHR振動板シリーズを単品ユニットで出すご予定はないのかどうか伺ったところ、徐々に進めていきたいとのことでした。私はT250Dと20cm径のHR振動板のウーハーと合わせて、ハイエンドな2wayスピーカーを作りたいので、これらHR振動板ウーハーシリーズが早く単品販売化されるのを願うばかりです。



 最後にG1300とG1302の試聴です。宮下開発部長様自らデモされておりました。まずG1300ですが、素晴らしい解像度です。私は現在ソフトドームツイーターの製品を聴いているので、若干暖かみを欠いた音色に感じられましたが、多分こちらの方が正確な音を出しているのでしょう。純マグネシウムの音色がこのスピーカーを特色付けていると感じました。低域についても13cm径とは思えぬほど量感のあるものです。



 G1302はG1300の低域を素直に伸ばしたという感じです。全体的な音色はG1300と変わりなく、目のさめるような中高域の明瞭さと、全体的に厳格な音という感じです。宮下開発部長様は、モニタースピーカーとは違って、G1300とG1302は木の響きを重視して、エンクロージャーのダンプを抑えてあると、仰っていましたが、私個人的には十分モニター基調で厳格な音だと思いました。ちなみにG1302の13cmHR振動板の2つのユニットは、外観は同じですが、中身の設計はそれぞれ変えているそうです。スタンドの購入費用等を考慮するとG1302の方が、お買い得のような気がします。

(2007年10月07日)

Combak/Reimyo

 コンバックコーポレーションです。個人的にDAP-777を愛用していることから、去年に引き続き音を聴いてみることにしました。



 ラックの一番上段に乗っているのが、新開発のCDT-777です。純粋なCDトランスポートで値段は\960,000もします。やはり買えなません。と言いますか、個人的にiMac+Air Mac ExpressのPCトランスポートで十分満足してしまったので、あまり興味はありませんでした。



 ところでCDT-777と対となるDAP-777は生産完了で、販売が終了してしまいました。木内社長様に伺うと、作れば作る程売れるそうですが、CDトランスポートを新しくしたので、D/A Converterも新しくすべくDAP-777MkUを来春発売できるよう只今開発中とのことです。これは気になります。回路や乗せるチップは何になるのか聞いたのですが、まだ秘密とのことでした。Victorの24bit Extended K2のチップが乗るのであれば、かなり気になるのですけど。なんとなく私には買えない価格で登場しそうな予感です。



 コンバックのシステムでの試聴ですが、視聴用discがXRCDということを考慮しても、素晴らしい音色です。生易しい鮮度感ではなく、耳にピリッとくる鮮度の高さであり、密閉型の小型スピーカーからも低域は控えめなものの、必要十分な音がでていると思いました。やや暖かさとは違った方向の音が出ていたと思います。

(2007年10月07日)

STAX



 愛用しているスタックスのブースです。係りの方に御社の製品を愛用している旨を申し上げ、素晴らしい音のイヤースピーカーをサポートも含めて作りつづけてくれることに感謝の言葉を申し上げて来ました。

(2007年10月07日)

ハイエンドショーの訪問を終えて

 今回の訪問は前回の訪問の時と違って大分落ち着いていました。なにせジャズ喫茶ベイシー等で良くも悪くも耳を鍛え上げられてしまい、さらに自分のシステムも、全くハイエンドとは程遠い金額の製品を使っているのですが、6畳間という限られた空間の中では、個人的に十分満足行く音を得られているのです。ですから今回冷静にハイエンドショーを見て、セッティングの詰めが出来ないなどショーにはデメリットもあるのですが、音を聴いて悲しいかな、心を揺り動かされるような感動は得られませんでした。それなりに新製品の展示など楽しめはしましたが。

 特にオーディオFSKのケーブルと出会って、高価なケーブルの類、インシュレーターなどアクセサリーには全く興味がなくなりました。ですから出かける前はレポートしようと、写真だけでも撮って来ようと思っていたのですが、会場では興味のあるブースのみに居座り続けるという体たらくぶりです。なのでハイエンドショーの報告もこの1ページのみという堕落ぶりです。(笑)

 しばらくはソフトに金を掛けるという、オーディオマニアとしてはあるまじき状態が続きそうです。ですが財布にも優しいですし。良いことだと思っています。

(2007年10月07日)

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