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3.iMacとAMEとDAP-777でハイエンドCDプレーヤー

CDトランスポートの代わりに、iMacとAir Mac Expressを導入し、DACであるReimyoのDAP-777とつないで、CD再生を行い、LINN CD12やEsoteric P0 + dCS D/A Converterなど、ハイエンドと呼ばれるCDプレーヤーに迫ろうというか、追い越そうという試みです。上手くゆくでしょうか?

iMac



 Macという言葉の響きに、皆さんはどんな感じを受けられるでしょうか?私の個人的な感想なのですが、Macを使う人は知的でスマート、そしてカッコイイ。というのがあります。これは私が前の職場、とある研究所で働いていたとき(そこにいた研究員は、皆東大の工学部のとある学科の大学院を出ており、内二人は東大で工学博士を取得していたという恐ろしい職場だったのですが)、半数近くの人が、Macを使っていたというのがあります。そのころは確か、ブルーのスケルトン状のデスクトップMac(Power Mac G4だったか?)をみんな使っていたように思います。

 私はというと、WindowsとMacで選べるということで、無難に家で使っていたのと同じWindowsPCを選んでしまったのでした。そこでMacを選んでいたら、また違った事が起きたかも知れないと、今にして思います。しかし幸いにしてMac上でしか動かなかったプログラムがあったものですから、一応少しはMacにも触っていました。その中でマウスのボタンが一つしかない。というのには、新鮮な驚きを感じました。

 あれから6年余り、その職場と別れ、今は全く別の業種で働いていますが、あのときほど毎日が新鮮で、緊張感と期待感にあふれた日々は、もう送っていないような気がします。

 と、勝手にオーディオとは関係のない昔の回想などをしてしまいましたが、一言で言ってMacはカッコイイというイメージが私の中にありました。

 いわゆるPCにCDトランスポートの替わりをさせようと考えたなかで、WindowsのPCも選択肢にはあったのですが、これは止めにしました。WindowsのPCを自宅と職場で10年近く使い続けてきて、これはほとんど直感的に思ったことです。でしたら、Macにするしかない。ということで、iMacを選んだ訳です。出力させるAir Mac Expressや、プレーヤーソフトのiTunesとの親和性も、Windowsよりも格段に良いだろうという考えもありました。あと新型のアルミ地のiMacが登場したため、私は旧型のiMacをかなり格安で手に入れる事が出来ました。音楽サーバーの使用とインターネットとメールしかしないのであれば、ハイスペックなパソコンは全く必要無いのです。

 そして起動させ、インターネットやメールを使ってみると、これはこれで何の不満も無い操作性です。右クリックが無い分、コピー・アンド・ペーストが若干しづらく感じましたが、すぐなれました。そして特筆すべきは、騒音の静かさです。職場と自宅でデスクトップ型、ノート型のWindows機を何台も使って、使い潰して来ましたが、これ程動作音が静かなパソコンと巡り会ったのは初めてです。音楽再生には外来ノイズをどうしても減らさなくてはなりません。それにこのiMacはちゃんと応えてくれると感じました。



(2007年10月07日)

Air Mac Express



 iMacには本体にもデジタルアウトが付いているのですが、本体とオーディオを置くところが、物理的に離れているため、音楽信号を無線で飛ばし、Air Mac Express からデジタル出力させることにしてみました。

 設定は難しいそうだと思われましたが非常に簡単で、設定のアシスタントに従ってクリックしていくだけで、すぐにiMacで認識させることができました。これがWindowsだと送り出しの無線LANの設定から何から大変なような気がします。試しにiTunesを使って音楽ファイルを再生させてみると、ちゃんと音が出るではありませんか。(当たり前です)

 このデジタルアウトは光丸形なので、光丸形→光角形のVictorの変換ケーブルを使って、DACへ繋ぎました。この光ケーブルも高価なものはありますが、幸いにして、光丸形→光角形の変換ケーブルは、そんなに高価な製品がないので、とても財布にやさしい結果となりました。

 ただ本体には電源スイッチが付いてないので、常時電源が入れっぱなしか、ひっこ抜かないとならないのが、すこし面倒です。

(2007年10月07日)

Apple Lossless と Wav Files

 ここで一つ問題が出てきました。iMacに取り込む音楽ファイルの形式を何にするかです。とりあえず、500GBの外付けHDDを買っておいたので、一枚の音楽CDの容量を平均600MBとしても、Wavファイルでも、500GBのHDDにはおよそ830枚のCDを取り込む事ができるようです。自分が持っているCDの枚数はおよそ800枚くらいなので、全て取り込むことが出来そうです。

 しかし色々と調べてみると、Apple Losslessファイルは圧縮されるものの、MP3ファイルなどとは異なり、可逆圧縮で、完全にWavファイルに戻せることが分かりました。果たして、Apple Losslessファイルで取り込むと、どのような過程でWavファイルに戻して、DACまで送られるのかはよく分からないのですが、ファイルのサイズがWavファイルと比べて1/3〜1/4に出来るというのは非常に魅力的です。500GBのHDDですと、およそ2900枚のCDを取り込むことが出来ます。今のコレクションどころか、これから増えるであろうCDも当分の間取り込めるのです。

 そこで、Apple LosslessとWav ファイルで、iMacおよびAir Mac Expressの中でどのような処理がなされるのかがよく解らなかったのですが、最終的には耳で判断すれば良いことと思いつき、リファレンスとしているCDをApple LosslessとWavファイルの両方で取り込み、再生させて比較試聴してみることにしました。試聴環境は以下の通りです。

iMac+Air Mac Express+DAP-777(reimyo)+SRM-727A(STAX)+SR-303(STAX)
光ケーブル:Victor 光丸形→光角形変換ケーブル(1m)
RCAケーブル:オーディオFSK製リッツ線ピンコード(1m)

 イヤースピーカーで試聴したので、どんな細かい音も良く分かります。またファイルをクリックし直すだけなので、瞬時に切り替え比較試聴ができます。

 結果は、私の駄耳では、全く両者の違いが分かりませんでした。Apple Losslessファイルで十分に音楽を伝えてくれると思いました。なので、これからは、HDにCDを取り込む時、全てApple Losslessファイルで取り込もうと思います。

(2007年10月07日)

iMac + Air Mac Express + DAC(DAP-777) の音



 音質の事をサイトに書いてしまうと、良くも悪くもそれが一人歩きしてしまい、たった一人の主観的な考えが、ほとんど事実として扱われてしまうことがオーディオという抽象の事物を扱う世界では起きてしまうことがあります。なのでよくよく慎重に言葉を選ばなくてはならないと考えました。(当サイトはそんなにヒット数も多くなく、影響はほぼ皆無と思われますが)

<試聴システム>
iMac+Air Mac Express+DAP-777(reimyo)+SRM-727A(STAX)+SR-303(STAX)
iMac+Air Mac Express+DAP-777(reimyo)+VAlve300(Ex-Pro)+SX-500DE(Victor)
光ケーブル:Victor 光丸形→光角形変換ケーブル(1m)
RCAケーブル:オーディオFSK製リッツ線ピンコード(1m)

 まず、上記のシステムから出てきた音は紛れもなく、今までで最良の音と言えるべきものです。CDトランスポートとしてCEC TL51XZやSONY SCD-1を使ったときよりも、頭一つ音の濃さが増しています。今まで中域が薄いと感じていたソフト(菅野沖彦先生がレコーディングエンジニアをされたAudio Laboの宮沢明子先生のピアノ作品)が、非常にフラットバランスで聴こえるのです。フラットに聴こえるだけでなく音に厚み、音の濃さと言っても良いかもしれませんが、それが良くでているのです。

 情報量とか解像度と言ったところではDACの限界まで出きっていると思います。これ以上を望むならば、DACをよりグレードの高い物に替えるしかないでしょう。確かに良質なSACDの再生音と比べると、高音域にやや硬さがあるのと、低域にしなやかさが足りないことなど、CDのフォーマットなりの限界を見せてしまうのですが、明確な音楽情報を出し、それに漂う空気感まである程度再現してくれるのは、非常に素晴らしいと感じました。


(試聴ソフト:Waltz for Debby/Bill Evans Trio)

 JAZZのCDを聴きますと、Bill EvansのWaltz for Debbyでは、ライブの会場の雰囲気が存分に醸し出され、JAZZのリズムとEvansのピアノが非常に心地良く、音から古いライブハウスの香りを漂わせるような鳴り方をしてくれます。ベースの旋律も全く不明瞭なところはなく、低域の解像度、低域の量的バランスとも最高の音楽を聴かせてくれると思いました。

 これでCD再生は終わりです。高級なCDトランスポートには全く興味が無くなりました。自分の財布にも優しいですし、良いことだと思っています。ただし、いくら高音質で音楽を聴きたいという欲求のためとは言え、CDをリッピングし、iTunesという再生ソフトのボタンをクリックするだけという、おおよそレコード演奏家とはかけ離れたと思われる行為は、はたしてこの先レコード演奏と認められていくことが出来るでしょうか。それが不安でなりません。

 最後にCD再生はこれで終わりと書いてしまいましたが、今度はDACのグレードアップを図りたいなどと考え初めてしまうのが、煩悩のカタマリである自分の弱いところです。壊れるまでDAP-777と付き合っていかなければと思います。

(2007年10月07日)

iMac+Air Mac Express+DAP-777のシステムにノイズ発生

 iMacとAir Mac Expressを組み合わせたシステムをCD Transportとして利用していて、満足していたのですが、スタックスのイヤースピーカーのシステムで聴くと、ノイズが乗るようになりました。最近はイヤースピーカーは専らSACDを聴くために使っていたので、Air Mac Expressを使うシステムでは線のつなぎ替えが必要なこともあり、CDソースはスピーカーで聴いていました。

 ここで、モガミ2534のバランスケーブルを制作してみたことから、バランスケーブルをReimyoのDAC DAP-777から、イヤースピーカーのドライバーのSRM-727Aに繋いで、CDの音を綿密に確認したところ、「プチプチ、チリチリ」という小さな"高域のノイズ"がのることが解りました。始めは、D/A Converterのバランス出力端子をまったく使っていなかったことから、端子が酸化していてノイズが乗るのではないかと考えました。そこで、バランス出力端子を見ると、見事に錆びで覆われており、金メッキなど跡形もありません。

 そこでXLR端子の酸化した部分を金属磨きクロスで磨いて錆びを落とし、さらにエタノールで十分に脱脂して、さらに接点オイルを極薄く塗り、端子を抜き差しして、端子の錆びはほぼ完全に落としました。おかげで当初の金メッキは跡形もなく無くなってしまいました。(笑)

 それで、接触抵抗は無くしたはずなのですが、やはりノイズが乗ります。ためしにトランスポートをSCD-1からの同軸入力でCDを再生すると、同じソースでも"高域ノイズ"は全くのりません。また聴感上のS/N比も非常に高く安定しています。ということで、原因はD/A ConverterやXLRケーブルには無いことが確認されました。

 原因を考えます。電源コードの配線をデジタルとアナログを別々にして、Air Mac Expressの電源環境が変わったことがあります。また再生するiTunesのバージョンが"8"にアップグレードしたこともあります。最初に、SCD-1との比較ではノイズは確認できなかったので、電源環境の変化がAir Mac Expressに影響を及ぼしたのか、Air Mac Expressの故障か、iTunesの不具合か、それとも別の要因なのか。

 しかし、同じデジタルデータを出力しているハズのSCD-1とAir Mac Expressで、同軸出力と光出力という違いはあるものの、こうもS/N比の低下やノイズがのるなど変化が起こり、あたらめてトランスポートの重要性が改めて確認できました。さらに、PCという新しいトランスポートという形態、そして、これからも発展していくであろうAir Mac Expressの脆弱性が解りました。そういうCDソースの確認作業中に、S/N比や消えていく音の余韻などといった基本的スペックで、いかにSACDがCDソースと比較して優れているかなども分かりました。

 大量のCDをラックに収納する空間があれば何もPCにしなくとも、ディスクをトレイにのせる動作は全く苦にならないのですが、何しろ狭い部屋に住んでいては、HDDにCDデータを取り込んで再生させざるを得ない部分があります。なのでAir Mac Expressをこれからも使っていきたいのです。そこで解決策を探ってみることにしました。

 ちなみに、私はラウドスピーカーに、VICTORのSX-500DEを使っているのですが、それで聴くと、いままでこのノイズはほとんど聴き取れていませんでした。ダイナミックレンジの広いクラシックのソースをあまり聴いていなかったという理由もありますが、やはり恐るべし自分の黄金の耳(笑)。そして、恐るべしスタックスのイヤースピーカー。粗もソースもそのまま増幅してしまうイヤースピーカーの実力も再確認できました。

(2008年11月11日)

iMac+Air Mac Expressシステムのノイズの影響に対する試行錯誤

 「プチプチ、チリチリ。」という"高域ノイズ"の原因を試行錯誤して解決してみようと思いました。まずiTnesで取り込んだ、バージョンの違いによるノイズの入り方です。ダイナミックレンジをほとんどピークで使っているPOPSでは確認作業が難しいので、クラシックのダイナミックレンジの広いソースを選んで使いました。どうもApple Losslessでハードディスクドライブ(HDD)に取り込んでいるのですが、iTunesのバージョンが新しい程、7から8へ新しくなるほど、"高域ノイズ"がのる頻度が高いことが解りました。

 またApple Losslessファイルに特有の症状かどうか、調べるために、同様のソースをWAVファイル形式でも取り込んでApple LosslessファイルとiTunesで再生して調べると、同様に"高域ノイズ"がのることも解りました。もともと、WAVファイルもAir Max Express(AME)に無線でデータを送信するとき、Apple Losslessファイルにエンコードして送るようなので、当たり前の結果かも知れません。

 そして取り込みドライブの違いにあるかとしらべ、iMac内蔵ドライブとWirefire400の外付けDVD/CDドライブで、同じCDを取り込んで比較した結果、やはり同じように"高域ノイズ"がのることが解りました。もちろん取り込む時には、iTunesの環境設定でCDの読み込みのタグで、"音楽CDのエラーを訂正する"にチェックを入れて取り込みをしています。

 そして、取り込んだApple Losslessファイルを、再びCDに焼いて、元のソースのCDとCDプレーヤーで再生して音質を比較しました。結果、両者の間で聴感上の違いはなく、焼いたCDにも元のソースのCDにも"高域ノイズ"はのっていないことが解りました。

 ということで、バイナリーの一致をデータで確認することにしてみました。WAVファイルをiTunes 7と8で変換したものをWAV形式にデコードして、元のWAVファイルと比較するという方法です。WAVファイルには音楽CDをリッピングしたものではなく、TASCAM DR-1で生録した音源を使いました。理由は、音楽CDに刻まれたビットと吸い込まれたWAVファイルのビットが同じであることを確かめる術がないからです。Exact Audio Copy やPlextool Proffesional、iTunesのエラー訂正機能を使っても、元のCDのビットとの比較ができないからです。

 そして、iTunes7 iTunes8それぞれでApple Losslessファイルにエンコードしたファイルを、再びiTunes 8でWAVファイルにデコードしたファイル"01"と、TASCAM DR-1からそのまま吸い出したWAVファイル"02"をそれぞれ比較したところ、バイナリは完全に一致しておりました。比較ソフトにはWaveCompareを使用しました。ということで、可逆圧縮Apple Losslessファイルは元のファイルにバイナリ上完全に復元できることが分かりました。当たり前と言えば、当たり前の結果です。しかし、Air Mac Expressでの光出力がこのWAVファイルとバイナリが一致するかどうかは、別の課題として残ります。

WaveCompare

 まずは、iTunesのエンコード、デコード機能には問題が無いことが解りました。これからさらに解決に向けて試行錯誤していきたいと思います。果たして解決できるのか。

<試聴システム>
iMac+Air Mac Express+DAP-777(Reimyo)+SRM-727A(STAX)+SR-303(STAX)
DAP-777→SRM-727A:Mogami(モガミ)2534自作XLRケーブル(1.5m)
DAP-777,SRM-727A:オーディオFSK製電源コード(1.5m)
Air Mac Express→DAP-777:Victor製丸形/角形変換光ケーブル(1m)

(2008年11月11日)

iMacのメモリ増設とAir Mac Expressのコンセントの変更

 ノイズの問題が解決せず、見たところメモリの値段も下がってきてお買い得になっていたため、iMacのメモリを最大の4Gに増設してみることにしました。と言っても、ただ、メモリを増設するだけです。作業はすぐに完了しました。



 そして、チョークコイル付きのノイズフィルタータップからとっていたAME(Air Mac Express)のコンセントを普通のコンセントに変えてみました。その結果、S/N比が改善されました。S/N比の悪化の原因は良かれと思って繋げていたノイズフィルター付きのコンセントタップ内部のチョークコイルと、AMEの内部の回路とが干渉していた様です。AMEはコンセントに直付けする構造なので、AMEの内部基盤とチョークコイルが近接していました。

 しかし、チリチリプチプチノイズは相変わらず聞こえます。レコードのスクラッチノイズと思えばたいしたこともないので、この辺で後は音楽を楽しめばいいのではないかと心の声が聞こえますが、オーディオマニアを自称するのであれば、やはりなんとか解決の方法を見つけたいと思います。

(2009年02月22日)

iTunes7を再インストール

 いいかげんiTunes iMac AirMacExpressの組み合わせで、ノイズの問題が解決せず、それならば、iTunesのバージョンをノイズの乗る前の"7"に変更してみました。iTunes 7です。すると、今までの苦労が嘘のように、ノイズ問題が解決しました。プチプチ、チリチリといったノイズは一切なくなりました。

 試しにWindows機でも、ノイズが乗るかどうか試験してみましたが、最新のiTunesで、全く問題ありませんでした。これは、iTunesのバージョンアップのソフトウェアとMacの何らかの問題なのでしょう。個人的にはiPhoneやiPodを使わないので、旧いiTunesでも問題無いです。しかし、当然Mac OSにiTunesと、AMEやiPodを組み合わせて使う人も多くいることから、この問題を解決して欲しいです。



 ストイックなPCオーディオでなくとも、AirMacExpressとiTunesを組み合わせたオーディオは、簡単に便利に、そして安価に構築できるので、Appleにはどうにかして欲しいものです。それとも最新のAMEだとこの問題は起こらないのでしょうか?

 苦労した割に、iTunesのバージョンダウンというあまりに簡単な方法で解決してしまって脱力しています。

(2009年09月09日)

iTunes9をインストール

 iTunesが9になったようで、さすがにノイズの問題も解決されているだろうということで、iTunes9をインストールしてみました。しかし、iTunes9でも”プチプチ””チリチリ”といったノイズがのりました。オーディオマニアでく音楽を聴く人であれば、気にならない程度の事なのかも知れませんが、私は我慢ができなかったので、結局iTunes7に戻しました。音圧がほぼリミット状態が継続するポップスなどはノイズが気になることはないでしょう。しかし、クラシックでピアニッシモやフォルテッシモまで静かな背景や伴奏、演奏の中でノイズが出てくるともうダメです。

 どうもMac OS TigerとiTunes8以降のソフトウェア、AMEの組み合わせだと起こるようです。かといって、このノイズ対策のためだけに、OSをヴァージョンアップする気も起こらないので、当分はこのiMacを使っていきます。iPodやiPhoneなどを使う場合は、転送するのに最新のiTunesが必要ですが、私はiPod系も持っていないのでiTunes7で事足ります。

 後から気付いたのですがiTunes7に戻す前に、いつも光デジタル出力をD/Aコンバーターにつないでいるので、これがデジタル出力特有のものかどうかアナログ出力からの音も確認して確かめておくべきでした。

 MacやPCをオーディオのプレーヤーとして使うのも、なかなか難しい問題があるものです。しかもソフトウェアやハードウェアの進歩や両者の対応も、オーディオの比でなく早いのです。なので、スタンダードな再生装置というものがなく、それこそソフトウェアとハードウェアで無限に近い組み合わせがあり、そしてそれらの継続性や安定性というものがあまり確保されていないのが、本格的なオーディオになかなか導入されない理由の一つではないかと思います。

(2011年01月27日)

MacOSをTigarからSnow Leopardへ変更

 しぶとくMacOSはTigar(10.4)を使ってきましたが、いい加減、Tigarでは対応しないソフトウェアが出てきたことから、Mac Box Setを買って、MacOSをLeopard(10.6)に変更しました。そのため、iTunesも自動的にバージョンアップしてしてiTunes10になりました。さすがにOSも変わり、Air Mac Expressのファームウェアが最新になったので、最新のiTunesを使っても大丈夫だろうと思いました。

 iTunes 10では、iTunesのボリュームでAir Mac Expressのボリュームが操作できるようになってしまっています。とりあえず、ボリュームをMAXにしておきましたが、はたして、Air Mac Expressからビットパーフェクトでデジタル出力されているのか、不安なところです。

 そして、音を聴いて愕然としました。以前より少ないものの、プチプチとしたノイズがまた発生するようになってしまったのです。加えてAir Mac Expressから光デジタルで出力する音質が、悪くなったように感じられるのです。試しに、Sony SCD-1からの同軸デジタル出力をD/A Converter Combak DAP-777にもつなげて、SCD-1でCDを再生し、同じ曲をMacのiTunesでも再生して、STAXのイヤースピーカーで音質を比較してみました。

MacOS10.6/iTunes10/Air Mac Express(光デジタル出力)→DAP-777→SRM-727A→SR-303
SCD-1(同軸デジタル出力)→DAP-777→SRM-727A→SR-303

 デジタル出力なら変化は無いはずですが、大きく変わっていました。そもそも、Air Mac Expressのデジタル出力の方が音量が大きく聴こえました。さらに一見Air Mac Expressのデジタル出力の情報量が多いように感じられましたが、高域に強調感があって音が平面的なのです。その点、SCD-1のデジタル出力では、パッと聴くと何の面白みもないように思いますが、とても落ち着いており、音も立体的でごく自然なバランスに聴こえたのです。

 オーディオなので、デジタルでは音が変わらないなどと言うつもりはありませんでしたが、あまりに違いが大き過ぎたので愕然としました。何が原因なのか。Macを再生に使っていると、知識も乏しいこともあり、原因がつかめないので困ります。Air Mac Express自体が、2007年に購入した古い製品なので、相性が悪くてノイズが乗るのか。そして、SCD-1との大きなデジタル出力の音質の差はどこで生まれてしまったのか。まったく検討がつきません。今更iTunes7にも、戻したくないので、他の解決策を探したいと思います。

 本当は、Macも音楽再生専用にMac Bookでも購入して、最高の音が出たら一切バージョンアップなどはせず、ずっと使っていく方法などを考えればいいのでしょうが、今のところはだいぶくたびれてきたポリカーボIntel iMacをもうしばらく使っていこうと思います。今回の出来事で、MacやPCをオーディオに使うことの難しさ、脆弱性、すぐに更新されることによる安定感の無さ、そして完成されたCDプレーヤーの音の信頼性を理解することができました。

 最近各社から色々と出てきた、USB-DDCの製品にも興味がそそられます。しかしほとんどのソースは16bit 44.1kHzであることを考えると、Air Mac Expressの存在する価値は、いまだ十分に高いと思うのです。

(2011年01日21日)

 Air Max Expressの光デジタル出力から、プチプチとしたノイズが乗るので、試しにAir Mac Expressのステレオミニ出力から音声出力して聴いてみました。これではAir Mac Express内でDA変換を行うことになり、オーディオマニアとしては、納得しがたいところもあります。しかし、結果的にノイズが消えて音が良ければいいので、試してみました。

 結果、光デジタル出力と同様に、ステレオミニ出力からもプチプチとしたノイズが乗りました。これではいけません。無線ではなくLANで繋いで有線にすればノイズは収まるのか、それとも新しいAir Mac Expressに買い換えればノイズは消えるのか、どれもやってみなければ判りませんが、まずはMacとAir Mac ExpressをLANケーブルで繋いでみたいと思います。しかし、この有線で繋ぐのはイレギュラーな手法らしく、Macのサイトなどにも、設定方法が書いてなく、さらに私はネットワークに弱いので、はなかなか難儀しそうです。

 ということで音楽鑑賞は、手持ちのディスクをSACDプレーヤー(SCD-1)で再生し、スタックスで聴いています。HDDの中のライブラリは、安易にパソコン用のスピーカーOlasonic TW-S7を使っています。膨大なライブラリを結局使いこなせず、円盤を回転させるプレーヤーで再生させているのは、なんとも空しいことです。

(2011年03日08日)

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