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徒然雑記・散歩その6

内容を特に限定しない雑文などを書いていきたいと思います。更新は不定期ですが、よろしくお願いします。本当はオーディオのことや自作のことをもっと書く予定だったのですが、徒然雑記・散歩その1〜その5でもほとんどジャズ喫茶訪問記になってしまいました。いやサイト全体がなにやらの訪問記になっています。今度こそ軌道修正していきたいのでよろしくお願いします。(無理か?)

CDのレーベル毎の音質の違いについて

 ジャズを聴き始めると、CDを買うときに非常に迷うわけです。とにかく種類が多い。だけでなく、同じ盤も複数の会社から販売されていたり、何回もREMASTERINGされていたりと、売り場で迷うわけです。それで、Sony や Universal 、Victor など色々な販売レーベルがあり、ImplusやPrestageなどいろいろな録音レーベルがあるわけですが、個人的に音質が一番しっくり来るのが、Victorの20bit K2盤なのです。XRCD盤もあるようですが、少しでも多くのCDを買いたいので、今のところ手を出していません。

 特にレーベル毎の音質が顕著に表れていると個人的に思っているのが、John ColtraneのCDなのですが、Victorの20bit K2盤は、かなりアナログに近い表現というか、テナーサックスの音とその周りに漂う空気感まで再現してくれているように思うのです。これはCDプレーヤーの違いではなくレーベル毎のCD盤の違いです。なので、家にあるどのCDプレーヤーで聴いても、果ては車の標準装備のカーオーディオで聴いても分かる訳です。


(結構良い音質だと思うVictorの20bit K2盤)

 ところがVictorから出ている盤はいいのですが、困っているのはUniversalからでているImpulseのCD盤です。私は、John ColtraneのColtrane live at Birdlandが死ぬほど好きなのですが、「REMASTERING」表示のあるUniversal盤では、どう聴いても、コルトレーンのサックスの音色が出ないのです。ジャズ喫茶ベイシーのアナログ盤では確かに出ている、コルトレーンの神罹ったサックスの音色と、そのまとわり付く空気感みたいなものが、全然感じられないのです。


(Coltraneのサックスの音色が出ないUniversal盤)

 困ったことです。私の使っているCDプレーヤーが安物だからでしょうか。いや、違うと思います。音質の善し悪しは、そんな高額なプレーヤーでなくとも分かります。それとも高額なCDプレーヤーは、音質の悪い盤も、音が良くなるように補正してくれるのでしょうか。LINNのCD12とかMark LevinsonのNo.390SLとか。CDプレーヤーの音質の善し悪しよりも、CD盤そのものの音質の善し悪しの方がよほど差が大きく、重要だと感じています。

(2007年07月07日)

ジャズ喫茶ELVINへ訪問(宮城県登米市佐沼)



 2007年6月下旬、宮城県登米市佐沼にあるジャズ喫茶ELVINへ行きました。店へ入ると、聴き覚えのあるメロディが流れていました。それは坂田明のジャズでした。日本的で泥臭く、美しい曲調。それを鳴らしているのは、DIATONEの名器P610のユニットを密閉型の箱に収めたスピーカーで、床に直置きされています。16cm一発でそれを鳴らすプレーヤーは\2,980の携帯型CDプレーヤーです。とてもそれらから出ている音とは思えぬ美音です。

 店内の片隅に置いてあった山口孝先生の「音の匙」という本を手に取ってみます。難しいです。ジャズを聴きながらとか、中途半端なことでは読み進められそうにない文章です。そんななかP610から、いつものメインシステムに鳴るスピーカーは移り、Wes Montgomeryのレコードがかかります。このスピーカーに似つかわしくない甘い音色に驚きました。

 続いてBILL EVANSのレコード。良く知っている盤で自分のオーディオとの違いが明確に分かります。ここで、ちらっと考えました。私はジャズ喫茶ベイシーでCount Basie Orchestraのレコードを、不思議と今まで聴いたことがありません。そしてここELVINでも、ELVIN JOHNSがドラムを叩いているレコードを聴いたことがないと思ったのです。そこで店主にELVINが叩いているレコードが聴きたいとお願いしたところ、快くELVINがドラムを叩くレコードをかけて下さいました。

 MILES DAVIS/blue moods。私にとっては難解なジャズです。なんとも怪しげな曲調に、過度に主張することなく、静かに怪しくドラムを叩くELVINがスピーカーの遙か向こうから聴こえます。本当に組むアーティストやアルバム、時代によってドラムも何もかも違うものだなぁと実感しました。

 続いて、Speak No Evil/WAYNE SHORTERがかかります。これもELVINが叩いているそうで、私にはこちらの方が解りやすいです。

 帰り際、7月1日に、一関ベイシーで行われる日野皓正のライヴチケットを買いました。楽しみです。



(2007年07月07日)

STAX:SRM-313,SR-003 Sony:SCD-XE600をお嫁に出しました



 長い間愛用していたSTAX社のドライバーSRM-313とインナーイヤー型イヤースピーカーSR-003、そしてつい最近買ったばかりのSonyのSACDプレーヤーSCD-XE600を、友人の元へお嫁へ出すことにしました。友人はオーディオマニアではありませんが、i-PODやミニコンポ、自慢のBMWのオープンカーのカーステレオで音楽を気楽に楽しんでいます。

 そこで、防音完備の住居から横浜のランドマークタワーが見えたり、BMWのオープンカーに乗っていたりと、せっかく恵まれた生活を送っているのですから、音楽をもっと深く見つめてもらおうと、差し出がましいのですが、上記の器機を彼へ贈る事にしたのです。

 オーディオマニアにならなくて正解という面もあるのですが(特に金銭面において)、オーディオを知らないばかりに、音楽から感じ取れる重要な要素や、音楽から得られる至福のひとときがないのでは、生活は豊かでも哀しいものがあると、勝手に思ったのです。(本当に勝手なお世話ですね。)

 彼が、それらの器機から音楽の奥底に秘められていた感動や、オーディオの楽しさを知り、自分なりのオーディオシステムに発展させて、楽しいオーディオライフを送れれば幸いと思っています。

(2007年07月18日)

サイト「思考と実験のページ」のサーバーを変更

 このサイトのサーバーをSAKURAサーバーから、NINJAサーバーへ変更しました。SAKURAサーバーとの契約は随分と昔に行っており、今のホームページ容量からすると非常に不経済になっていました。ちりも積もれば山となる で、このまま契約を続けていくよりは、そのお金を少しでもSACDなどの購入代金などに充てたいと思ったのです。

 個人的にはSimple is Best.を信条としておりますので、広告の入る無料サーバーに、ホームページを開設することには若干の抵抗感があったのですが、NINJAサーバーは入る広告もほぼテキストだけですし、FTPサーバーから普通にアップロードができるので、NINJAサーバーに思い切って移転することにしました。これからも、毎日のような更新は出来ないので、書き貯めてからアップロードするという形にはなるかと思いますが、自分の心に正直にかつ正確にオーディオ関係について書いて行きますので、どうぞよろしくお願いします。

(2007年07月25日)

コンセントタップと電源コードの使用考

 コンセントによって音が変わるというのは、私個人は認めがたい事なのですが、色々と実験をしてみた結果事実だと思います。壁コンセントを、ボロアパート備え付けの何十年物のビンテージコンセントを、松下のWN1318に変えて聴いてみたときの驚き。そして、オヤイデのケーブルや電源タップ、やま様から頂いたレビントンやアメリカン電気のコンセントを付け、それぞれ差し込んでのそれぞれの音色の変化。これらは確かにあることだと思います。

 ただオーディオFSKのオヤジ(敬愛を込めて呼ばせて頂きます)からは、「ナショ(松下電工の事)の一番安いのが一番良い。」という言もありますので、コンセントそのものにこれから何万円も投資することは、私はしないでしょう。松下のWN1318、それからやま様から頂いたコンセントで十分だと考えています。

 ここで使いこなしを色々試してみた結果を書きたいと思います。当たり前の事かも知れませんが、プリメインアンプ(EX-pro Valve 300)のコンセントは壁コン直挿しが一番良いような気がしました。しかし、壁コンはいくつもないものですから、自作のコンセントタップに他の器機はつなぐのですが、アンプ系はレビントンのコンセント、その他プレーヤー類はアメリカン電気のコンセントの使いこなしが一番しっくりいくような気がしました。

 理由を色々考えるのですが、レビントンはアメリカン電気や松下のコンセントと比べると、明かに保持力が強く、アンプの様な割と大きな電流を扱う器機のコンセントには、その保持力が結果として、接触抵抗の低下などにつながり、音質の向上に結びついているのだと考えています。

 これは大発見としたいところですが、ただ単にやま様からの助言に従った使い方が、結果として一番良かったということでした。やま様には、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

 ちなみに電源コードは全てオーディオFSK製のモノで統一となっています。これで終了です。他のモノには興味が無くなりました。きっとこれより素晴らしい、電源コードは無いとは言いませんが、きっと相当高価なもののはずです。オーディオFSKの電源コードで終了というのも潔くて良いと考えています。FSKのオヤジには、このコードを\6,300/mで販売して頂いて有り難いとしか言いようがありません。

(2007年08月02日)

SACDプレーヤーにSONY SCD-1を導入しました

 もの凄く良い音です。









(2007年08月02日)

ジャズ喫茶ジャキ(cafe Jaki)へ行きました(宮城県栗原市若柳)

 7月下旬JAKIへ行きました。コーヒーとチーズケーキを注文し、MACSONICのスピーカーから出てくる音に耳を傾けます。スピーカーからは小音量ながら味わい深い音が出ていました。気持ちの良い音で、ヨーロッパ系の静かなジャズのCDがかけられていました。

 パイオニアの連奏CDプレーヤーでもちゃんと音楽になっているではないですか。これはひとえに、恵まれたこの蔵造りのリスニングルームによるところが大きいですね。身も蓋もない話ですが、重要なのは空間だと思いました。静かな気持ちで心を洗いたい。



(2007年10月07日)

iMac導入

 ついにCDをハードディスクに入れ音楽サーバーとしてMacを使うため、CDトラスポートとして使うため、17inch i-MACを買いました。実は買うときにi-Macの新型が出たのですが、音楽さえ聴ければ良いので、旧型を安く買いました。昔、Mac-miniを導入する話をしていましたが、今のMac-miniはi-Macに比べて、性能の割に割高になってしまったので、i-Macに変更しました。いやしかし、音楽のみに使おうと思っていたのですけど、あわよくば、WEB作成やら写真管理などもMacで行いたいと思っていたのですが、驚きました。

 まずホームページ作成ソフトのi-WEB。私にとって全く使い物になりません。しかも.MAC上にしかアップロードできませんし。少し、MACを買い被り過ぎていたようです。Windowsのメモ帳の方が、よほど使い勝手が良い感じなのです。しばらくはWindowsマシンの、ホームページビルダー+デジカメの達人で作り続けます。それ以上もそれ以下も必要ないのです。私のこのシンプルに徹したサイトには。あらたに数万だしてDreamwaverやらPhotoshop買うのも凄まじく無駄ですし。やっぱりMACは音楽サーバーとしてだけ使うことにします。

 と初めから文句ばかり書きましたが、良いところもあります。まずはデザイン。どんなWindowsのパソコンもMacのような洗練されたセンスでデザインされたモノは少ないと思います。特に色が白というのが個人的に好きなのです。ですから新型のアルミ色のi-Macよりも旧型の方が、私には良かったのです。

 次に音。これは重要です。特にSTAXのイヤースピーカーを聴いている時に、Windowsマシンの様なファンやら何やらの排気音があったのでは、音楽を楽しむどころではありません。特に、私は、自分の部屋と実家で、デスクトップ型のWindowsマシンを使っているのですが、両方とも凄まじく排気音がうるさいのです。職場で使っているWindowsのノートパソコンすら、排気音は結構気になりますので、このi-Macの熱処理と静音化は相当良くデザインされていると思います。確かに、クリエーター達が、グラフィックデザインなどをするとき、パソコンから盛大なノイズが出ていては、それどころではありませんものね。

 転職する前の職場は研究所のような所だったので、Mac使いとWindows使いが半々くらいいて、ネットワークやらファイルのやりとりやらがかなり面倒でしたが、Macの右クリックのないシンプルマウスには、新鮮な驚きを感じました。その頃はPower Mac G4の時代でしたが、Mac上でしか動かない、CFRP材などの積層材の材料定数を求めるためのソフトがありましたので、多少はMacを触っていた訳です。随分昔の事ですけど。その職場は自分のパソコンをMacかWindowsのどちらかを選べたのですが、私は無難にWindowsを選択してしまっていたんですよね。その時Macを選択していれば随分変わっていたと思うのですけど。

 マックの良さを分かるにはしばらくかかりそうです。

(2007年10月07日)

ジャズ喫茶トップシンバル訪問(大阪市天王寺区)

 8月下旬、大阪方面に小用があったので行って来ました。本当なら、大阪中のジャズ喫茶を巡ってみたかったのですが、予定が詰まり過ぎており、やむなくトップシンバルにのみ訪問しました。



 ところで関西では、関東とは違って、私鉄とJRの競争が激しく、鉄道のサービスが充実していると思います。ただ近くにあるのに駅名まで違う名前を付けてしまうのは、地元外の人には少しわかりにくいと思います。近鉄阿部野橋駅はJR天王寺駅のすぐ隣ですが、全く違う駅名です。



 阿部野橋駅から徒歩1分程度の小さなビルの地下にトップシンバルはありました。5〜6人もお客さんが入ると一杯になってしまいそうな小さなお店でしたが。クーラーがガンガンに効いており、大阪の蒸し暑い夏にバテ気味だった私は、まるでオアシスに辿り着いたような感じでした。



 ここしばらくは仕事、仕事、仕事でジャズを聴くゆとりがありませんでした。スピーカーは各々あさっての方向を向いていますが、なかなかの良い音だと感じました。ジャズに対する飢えと渇きが、これに拍車をかけています。ジャズ喫茶はたまに来るのに限るかも知れません。毎週のように通っていたのでは、ありがたみが薄れるような気もします。

 外はうだるような暑さ、店内はエアコンがバッチリ効いていて何の不足もありません。しかもジャズ付です。小さな店内ですが、入れ替わり立ち替わりお客さんが来られます。皆ラフな格好です。大阪でもジャズ喫茶はちゃんとあるんだと思いました。

 できれば、本当に関西圏のジャズ喫茶を巡ってみたかったです。

(2007年10月07日)

ジャズ喫茶いーぐる訪問(東京都四谷)

 9月中旬、東京の四谷にある「いーぐる」へ行きました。久しぶりにJBL4344の音が聴きたくなったのです。店内に入ると「いーぐる連続講演・第342回Phil Woods特集」をやっており、店内はほぼ満席で、皆さん集中してJAZZに耳を傾けておられました。ここのジャズ喫茶の音を聴くのは2回目ですが、硬質感がなく、やわらかさがあり、低域に少々粘りのある音だと感じました。そして、ベースのはじける音がとても現実感があり、楽しいのです。

 Phil Woodsのアルトサックスの音色は適度な硬さがあって良いと思いました。良いと思いましたが、もう少し突き抜けるような伸びを期待してしまうのは、多分ベイシーに通いすぎて耳をやられたためでしょう。たぶんこれが、適度なバランスなんだと思います。聴いていて楽しく、ジャズはそれが一番だと思いました。

 普段はジャズを聴くときは、集中しながら頭の中を空っぽにして、JAZZという麻薬をそそぎ込むのですが、こうして一曲一曲演奏者と曲の背景を説明され、学んで聴くというのも良いと思いました。学ぶという雰囲気がでてどうもかしこまってしまいましたが、2時間楽しんで\1,000というのは、非常に充実したお金を使うことができたと思います。



(2007年10月07日)

ジャズ喫茶映画館訪問(東京都文京区白山)

 2007年09月下旬、何回か地下鉄白山駅まで来て、ようやくジャズ喫茶「映画館」へ入ることができました。なぜか今までは、来るといつも臨時休業だったのです。店内は予想に反し7人程の客がおりました。常連席と思しき席では、レコード収集マニアと思われる方々がLPレコードを片手に熱く語りあっています。狭い店内ですが、古ぼけた感じが、何とも懐かしさを誘います。

 肝心の音に耳をすますと、小音量です。しかしバランスは良く、高域がシャカシャカ聴こえるといった風ではありません。ただ、大音量とか迫力を求める向きには、この店の音は違うと思います。枯れた音なのか、店の内装、外装、そして音は似るようです。

 枯れていて、音の端がやや強調されているような感じでしょうか。密度感や熱さと言った音とは対極にある仙人のような音です。しかし、スピーカーの前の常連席では、おそらく自慢のレコードを持ち寄り、レコード談義をしています。こういう光景はうらやましいです。

 開店時間は15:00からとなっていますが、行かれる方は、17:00以降に行かれた方が確実でしょう。店のカウンターの隅には古いMacが置いてあります。店主に聞くとこれでココのホームページを作っているそうです。Mac使いなんですね。



(2007年10月07日)

ジャズ喫茶ニカズ(Jazz coffee and whisky Nica's)訪問(東京都町田市)

 2007年09月下旬、町田のNica'sへ行きました。町田は昔はよく来た街なのですが、今回は久しぶりです。町並みや店も少しずつ移り変っていくようです。店内に入ると残暑の厳しい外とは違い、クーラーの効いています。お客は誰も居らず、私一人です。

 JBLの古いスピーカーC-34でしょうか?が、美しく鳴っています。整頓された店内。そしてレコードを替えるごとに、レコード盤と針先の掃除をこまめに行う店主のレコード再生に対する愛情。こういうお店の音が、悪い音になるはずがありません。暖かく、まろやかで、低域はやや遅めの感じながら、いつまでも聴いていたくなるような音なのです。

 本当はこのお店で定期的に行われるライブにも、足を運びたいのですが、行けなくて残念です。



(2007年10月07日)

ジャズ喫茶ミンガス(JAZZ SPOT MINGUS)訪問(福島県福島市)

 2007年10月下旬、福島に仕事で出張があったので、かねてから行ってみたいと思っていたジャズ喫茶MINGUS(ミンガス)へ訪問いたしました。仕事が終わり、夕食を済ませ夜も更けた午後7:00からミンガスは開店です。福島駅から徒歩7分くらいの路地のビルの3階にお店はありました。



 店内は広々としており、私はスピーカーの間の中央に座りました。ALTEC A5が朗々と鳴っています。いい音といいジャズなのです。ベイシーの様な「ズギャーン」という重い高音はありませんが、中音から低音にかけては、正に絶品。ピアノの甘いタッチ、鮮烈なエレキベース、ホーン臭さをほとんど感じさせない音です。胸にぐっとくるジャズとミンガスというジャズ喫茶です。



 ベースの音も深く沈み、聴いていて気持ちがよいのです。広い店内に余裕をもって置かれたA7が本当に自由に鳴っているという感じです。そして、このなめらかで密度感があり、レコードのノイズをほとんど感じさせない音は、素直に凄いと思いました。同じA5でも仙台のCountとは違う音。そしてA7を鳴らしている横浜のDown BeatのALTECのA7とも違う音です。オーディオはやはり器機だけでなく、調整と使いこなしだと強く思いました。



 加えてソファーの座り心地がとても良く、お客さんのリクエストに気軽に応える店主。ジャズの解説までしてくださいます。別のお客さんのリクエストでBill Evans/Waltz for Debbyの聴き知った曲が流れます。美しく部屋いっぱいに当時の情景が広がります。素晴らしいジャズ喫茶です。私が福島に住んでいたら毎晩通いつめていたでしょう。拍手も人の手のぬくもりを感じさせる音でした。



 普段私はお酒を飲まないのですが、この夜はあまりにも気分が良いのでウィスキーを2杯も飲んでしまいました。これは一回聴いて胸にしまっておくだけで済む音ではありません。また聴きに来なければと強く思い、名残惜しい気持ちで店をでました。



ジャズ喫茶MINGUSのホームページ

(2007年11月30日)

クラシック喫茶kleiber(クライバー)訪問(宮城県仙台市青葉区国分町)

 2007年11月上旬、仙台に仕事で出張がありましたので、仕事の帰りに仙台に新しく開店したクラシック喫茶Kleiber(クライバー)へ行ってみることにしました。クラシック喫茶、昔は音楽喫茶とか名曲喫茶と言ったのでしょうか、昔はお茶やコーヒーを飲みながらクラシックの名曲を楽しむ喫茶店がたくさんあったそうですが、今では数える程しかありません。そんな中新しくクラシック喫茶が開店したのです。嬉しいと言うほかありません。



 店内へ入るとDALIのHeliconとSonus FaberのCremonaの2組のスピーカーが置いてあります。音量は大音量でも小音量でもない、会話には支障の無い程度の音量です。個人的にはもう少し大音量で聴きたいと思いました。店内はシンプルでブラウンと白を基調とした内装に、上品な絵が立てかけてあります。



 私が行ったときにはSonus FaberのCremonaが鳴っていました。美しい音色です。厳格ではなく、かといってゆるい音でもないスピーカーだと思いました。見た目も思っていた以上にスリムで美しい外観です。多くのジャズ喫茶で偉容を誇るスピーカーとは大違いです。この喫茶店が仙台の音楽文化になくてはならないお店になっていくことを願います。



 シューマンの曲が流れていましたが、高域にトゲトゲしさがなく、それでいて低域も自然。家庭のリビングとかでもクラシックを楽しむのには何の不足も無いだろうと思いました。バスレフ特有の共鳴音も上手く抑えられているようです。コーヒーも渋みがあっておいしく、私の好みの味です。

 アンプやCDプレーヤーもアキュフェーズとデノンと、ごく普通の組み合わせです。この組み合わせで、何かこういう音を聴いてしまうと、ケーブルだインシュレーターだと細かく細かく、そしてオーディオを追求していく自分が多少馬鹿らしく感じます。

 しかし馬鹿になって試行錯誤の上に到達できる境地というのもあるはずです。このクレモナのように美しい外観を持ちつつ、クラシックの静寂と、作曲者、演奏者の情念を、そして熱いジャズのうねるような混沌としていく音も鳴らすことのできるスピーカーを作りたいと思いました。

クラシック喫茶クライバーのブログ

(2007年11月30日)

ジャズ喫茶ELVIN訪問(宮城県登米市)

 2007年11月上旬、佐沼のELVINへ行きました。MAL WALDRON/MAL WAがかかりました。どことなく孤独でそんな感じの重いピアノの響きが、最近仕事で疲れた体に染みわたります。

 音は相変わらずスケールのデカイ音です。細かいことは気にしない、気分が大らかになるような音です。本当にジャズや音楽は生きる力を与えてくれるなぁと思います。まるで地がたぎってくるようです。





 安藤店主(ベイシー店主の菅原正二先生著書によるとカルロスアンドーネと言うらしい)に許可をもらい、店内を撮影しました。巨大なダイヤトーンのスピーカーです。ミッキーマウスの耳のように、2つのウーハーは箱の外側に付けられています。最後にベイシーバンドでおなじみのBuddy Richのレコードを聴かせて頂きましたが、ドラムソロは圧巻の一言。高速で凄まじいドラム。心の奥から力がみなぎってくるような、こんな低音を出してみたい。



(2007年11月30日)

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