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ジャズ喫茶カウントへの訪問記録2

Jazz Spot Count 6回目(2007年05月下旬)

 A5の間の特等席には先客がおり、となりの席へ座ります。いつものサウンド、いつもの香り、目を閉じると、それ程広くない店内なのにドラムはスピーカーの奧で鳴っているように聴こえます。



 ここで考えます。いつもこのジャズ喫茶カウントへ来ると、小編成のジャズのレコードがかかっていて、店の名前の元となったCount Basieのようなビックバンドは聴いたことがないな、と考えてしまいました。そう考えると、どうしてもビックバンドのジャズが聴きたくなってしまったのです。

 Count Basie ond his Orchestraが演奏していた当時を想像します。古ぼけた劇場。歩くと床が鳴るような板張りの舞台。そして古い椅子に観客。そして楽団。そういう光景を勝手に想像してしまうわけです。そういう中でビックバンドのエネルギーが、劇場を揺らし、観客を熱狂させる様を考えるのです。



 だからどうしてもビックバンドが聴きたくなってしまったのです。そこで店主にCount Basie and his Orchestra/April in Parisをリクエストすると、店主はもぞもぞと動き出し、しばらくさわっていないレコード棚から、レコードを探している様子です。そして、かけて下さったレコードの1曲目から目を閉じると現れたのは、想像した通りの劇場。ビックバンドが、決して広くない店内に炸裂します。楽しいの一言。リズム、一気に吹き上がる音に、一斉に音の止む独特の間のリズムまで完全に再現されています。


(Count Basie and his Orchestra/April in Paris)

 こうしてジャズ喫茶カウントでカウント・ベイシーを聴くのは最高だと分かりました。ALTEC A5のTheater SoundにCount Basie Theaterが出現。嬉しい気分で店を後にしました。

(2007年07月07日)

Jazz Spot Count 7回目(2007年09月上旬)



 久しぶりに仕事で仙台に出張があったため、仕事を終えてからカウントへいきました。大阪でのトップシンバル訪問を除けば、本当に久しぶりのカウントへの訪問です。そして店内へ入って、椅子へ腰掛けて、ALTEC A5の音に耳を傾けると、本当にいい音なのです。

 中域の密度があり、高域と低域も何の過不足も無いバランスで、音に押しつけがましい所がないのが嬉しいのです。例えば、ベイシーへいくと、こちらはこちらで確かに音は素晴らしいのですが、その音があまりにも強力なため、こちらにも身構えてしまうところがあり、2時間近く、あの菅原店主のくみ上げたJBLシステムと対峙すると、相当疲れてしまうのも事実なのです。

 その点、仙台のジャズ喫茶カウントでは、もう一歩のところで踏みとどまって、音に優しさを出してくれているように思います。私などはオーディオではまだまだ小僧で、昔、生意気にもこのシステムにスーパーツイーターがどうのこうの、と書いてしまったこともあるのですが、多分このままの方が良いのだと思いました。

 仙台の都会の夜に、重たい「ズキューン」というような高音と、パルス成分満載の低域がALTEC A5から出てきたら、皆疲れた体がさらに疲れてしまうように思います。しかし、本当に鮮度感の高い音がでているのです。そして音は新鮮なのですが、適当なところではしょってくれているのがいいのだと思いました。

 帰りの仙台駅で、珍しい、試作車両(ファステック)が停車していたので写真におさめてみました。東海道新幹線は青、東北新幹線は緑 と、個人的に思っているので、このカラーリングと、車軸まで覆うカウルがデザイン上の特徴でしょうか、非常に良いデザインだと思いました。



(2007年10月07日)

Jazz Spot Count 8回目(2007年11月上旬)

 2007年11月上旬、仕事で仙台に出張があったため、帰りにCountへ寄りました。Countの前には、クラシック喫茶クライバーへ行ってクラシックを堪能して来たのですが、仙台へ来たからにはやはりCountのジャズを聴いて帰りたいものなのです。



 プチプチと鳴るレコードのスクラッチノイズすら愛おしく感じます。この前、福島のMINGUSでALTEC A5を聴いて来たばかりなのにです。MINGUSと比べると店が狭いため、朗々と鳴るという訳にはいきませんが、狭い店内で音が凝縮され、混沌と混ざっていくジャズにはこれはこれで素晴らしい音だと思いました。

 さすがに、先ほど行ったクライバーのスピーカーCremonaでもこういう音は出て来まい。逆もまたしかりなんでしょうけど。不思議なものです。針一本でLRのチャンネルの音を拾い、歪みや左右のクロストーク、SN比など、物理的特性はCDよりもことごとく悪いはずのレコードから、CDでは聴けないような温かみ、厚みのある音を聴くことができるとは。

 もちろんCDも良いエンジニアが良い仕事をしたような、例えばVictorのK2盤やXRCD、K2HD盤などは、これはSACDかと聴きまごうごとき音を聴かせてくれるのもあります。しかし、ジャズ喫茶CountとBasieへ行く限り、レコードで十分なのです。私は歪みを聴いて気持ちよくなっているのかも知れません。このことからも、いかに私の耳があてにならないか分かろうというものです。



 帰りの新幹線は、こまち号の車両に乗ってみました。相変わらず出張の帰りの新幹線の車内は、静かで寂しいものです。

(2007年11月30日)

Jazz Spot Count 9回目(2007年12月下旬)



 仙台のジャズ喫茶カウントへ。華やいだ蝶達がたくさんいる所から、ジャズ喫茶へ。店内には6人の客がおり、皆思い思いにジャズを楽しんでいる様子。私はアルテックA5の右スピーカーの前に座ります。直接熱い音が飛んで来ます。こうやって少しずつ熱を冷ましてから、新幹線に乗って帰るのです。

 カウンターに置かれたカウント・ベイシーの置物がこちらを見てニンマリと笑っています。音楽の力は強いとつくづく思います。

 久しぶりにコーヒーを立て続けに飲んだせいか、カフェインで頭がさえます。普段はカフェインを摂らないようにしているので、尚更です。

(2008年03月07日)

Jazz Spot Count 10回目(2008年2月下旬)

 小用で仙台へ来たついでに、カウントへ寄りました。昼間だというのに先客が3人もおりました。私は隅の席に座り、ジャズを聴きます。いい音です。自分の家で聴くとだらけてしまうことがあるのですが、こうしてジャズ喫茶でかしこまって聴くと集中できて良い感じがします。

 この前SACDで買ったMiles Davisのレコードがかかります。トランペットの音は決して枯れていません。自分のオーディオで聴くトランペットの音はどうしても枯れたような感じになっているなとおもいつつ、音量が出せていないためなのか、それともソフトドームツイーターのスピーカーだからだろうかと雑念が頭をもたげて来るのがオーディオマニアの悲しいところです。オレンジジュースを飲みながら、いろいろと想いました。

 この日は風がとても強い日で、帰りの新幹線のダイヤは強風の影響で乱れに乱れ、2時間遅れの発車となってしまいました。

(2008年02月27日)

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