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徒然雑記・散歩その5

内容を特に限定しない雑文などを書いていきたいと思います。更新は不定期ですが、よろしくお願いします。本当はオーディオのことや自作のことをもっと書く予定だったのですが、徒然雑記・散歩その1/その2でもほとんどジャズ喫茶訪問記になってしまいました。いやサイト全体がなにやらの訪問記になっています。今度こそ軌道修正していきたいのでよろしくお願いします。(無理か?)

CEC TL51XZ と Reimyo DAP-777

 結構DACにとってシビアなデジタルデータを出力すると言われるベルトドライブCDプレーヤーですが、私の家のCEC TL51XZは運が良かったのか?一度もロックが外れたことはありません。組み合わせるDAP-777との相性が良かったのでしょうか。



 そして両者の音の違いが大問題なのですが、両方とも相当期間使ってみて、今のところ値段ほどの違いは無いと言うのが私の結論です。従ってTL51XZは相当お買い得だと思います。大枚をはたいてDAP-777を買った私からすれば、圧倒的な差をもってTL51XZよりDAP-777の音質が良ければそれにこしたことはなかったのですが。ちょっと残念です。ただ、まだ使いこなしが出来ていないため差がそれ程出ていない可能性もあるので、これからも注意深く両者の音質の傾向を見ていきたいと思います。

 それで、今のところ音質の傾向は、TL51XZはアナログに近い滑らかな表現が持ち味であり、さらにフワッと広がるような細かい間接音も聴こえ、特にクラシックのピアノの表現は、素晴らしいものがあると思います。対するDAP-777ですが、アナログっぽさがさらに加わり、消え入りそうな微小音や間接音が、かなり明瞭に聴こえ、聴感上のS/N比が優れている様に思います。とくにVICTORのK2盤との相性が良く、ジャズのK2盤はアナログに迫る表現をしてくれると思います。DAP-777はトランスポートにも敏感に反応するDACと社長から伺っているので、そのうちTL51XZ以外のデジタルデータも入力して確かめて見たいと思います。



(2007年05月05日)

JAZZ-TIME KELLY訪問(宮城県仙台市青葉区)

 仙台の繁華街国分町のビルの一角にあるJAZZ-TIME KELLY。店内は5〜6人も入ると一杯になってしまうほど小さなジャズバーですが、片隅にはJBL4311がなぜか逆さまにセッティングされています。店主に聞いたところ、ウーハーを下にした方が、低音のすわりが良いそうです。

 ジャズはあくまでも会話の邪魔にならない程度の極小音量で流されています。30年も前のラックスマンの真空管アンプを使ってらっしゃるということで、みせてもらいましたが、とても年季が入っていました。なんでも真空管はとても丈夫で、真空管の熱によって抵抗やコンデンサーが先にダメになってしまうのだとか。真空管アンプ初心者の私にはとても参考になる話です。

 外の喧騒がうそのように静かな店内。そして静かなジャズ。また来たいと思いました。





(2007年05月05日)

Mordan Jazz & Snack カーボ訪問(宮城県仙台市青葉区)

 カーボという珍しい名前のお店です。店内にはJBL4425が天井からカウンターに向かって鳴っています。このお店はバースナックというよりは、ずい分と食事メニューに力を入れている感じで、マスターの包丁裁きや仕込みをみていると、ココは本当にジャズスナックかと思いたくなるほどです。ランチに力を入れているようなので、いつか食べてみたいものです。





(2007年05月05日)

Down Beat訪問(神奈川県横浜市)

 2007年4月の下旬に横浜は桜木町にあるジャズ喫茶Down Beatへ行ってきました。もう何回も来ているので、慣れたものです。これでも私は昔、ハマッ子だったので、どうしても横浜のお店は贔屓にしたいのもあります。

 もうこのお店の音は聴き知ったつもりでおりましたが、まだまだA7は奥が深いようです。女性ボーカルモノがかかりますが、とても落ち着いています。ハイ上がりのようなA7が嘘のようなしっとりとした音色です。このお店の音は乾いた甲高い音が印象に残っていただけに、この表現は以外でした。こういう音を聴くと、まだまだA7の実力を引き出せるのではないかと、生意気にも思ってしまいます。







 
(ジャズ喫茶に来るたび、感動を忘れぬよう書き留めておくノートも、2冊目になりました。)



(2007年05月05日)

FOSTEX MG850 + T250D の2way自作スピーカー構想

 

 ついに待ちに待った純マグネシウムドームツイーターが、FOSTEXから発売されました。値段は、今までのFOSTEXのFT48Dなどのソフトドームツイーターより、大幅にアップしましたが、かける物量と、ラボラトリーシリーズというFOSTEXのハイエンドユニットのシリーズなので、致し方ないかなとも思います。

 その純マグネシウムツイーターを使って、20cmの高品位なウーハーと組み合わせるのが、低域から使えるドームツイーターなので、順当なやり方かと考えるのですが、何せハイエンドのドームツイーターに合わせるウーハーには、やはり高品位な"HR"振動板のウーハーの登場を待ちたい所です。

 なので、いろいろ構想を巡らせて、買い置きしておいたフルレンジスピーカーのMG850とあわせて、2wayスピーカーを作ることを考えました。何しろ、MG850も純マグネシウム振動版なので、同じマグネシウムの素材で2wayを作ったら、どのような音が出るのか興味が湧いたのです。2wayがまともにできたら、高品位なウーハーとあわせて3wayに発展させるのも、MG850の低域の限界を考えると面白い気がします。

 ということで、MG850とT250Dのユニットを使った2wayスピーカーをとりあえず作り、FOSTEXからMG850と低域で能率の合いそうなウーハーが出たら、3wayに発展させるようなスピーカー製作をしようと思います。フルレンジではなく、ネットワークの設計と製作もあるのでとても楽しみです。

(2007年07月07日)

ジャズ喫茶ROYCEへ訪問(岩手県一関市)



 一関はジャズ喫茶ベイシーが有名ですが、一関にはもう一軒、素敵なジャズやクラシックを聴かせてくれるお店があります。それがジャズ喫茶ROYCEです。一関駅からは徒歩20分くらいでしょうか。電車でいらっしゃる方はタクシーを使った方がよさそうです。ここのお店には、来る前からとても楽しみにしておりました。それは、ほとんどのジャズ喫茶が、スピーカーにJBLかALTECを使う中、このお店はTANNOYを使ってらっしゃるのです。わたしは、オーディオショーで一度だけ音を聴いたことがありますが、大きさのわりに音場が左右に広がり、音像の定位が素晴らしく、優しい音色が特徴だったと覚えています。世間一般的にはTANNOYにはクラシック、JBLにはジャズと言われておりますので、TANNOYでジャズを聴かせてくれるとは、どんな音なのだろうと、期待に胸を膨らませてお店へ訪問いたしました。

 お店は、酒屋さんとジャズ喫茶が一緒になったお店で、本業は酒屋さんなのでしょう。靴を脱いでスリッパへ履き替え、扉を開けると、大きなTANNOYのWESTMINSTER ROYALが鎮座しています。他にお客さんはいらっしゃらないので、お客の私と店主でマンツーマンの観賞です。なんと贅沢な時間なのでしょう。座った席は、スピーカーのちょうど中間の王様席です。期待で胸が高鳴ります。この状況で、お酒が飲めない自分が甚だ残念でなりません。後ろを見ると、WESTMISTER ROYALを駆動する、まばゆいばかりの真空管アンプとレコードプレーヤーが見えます。店主は機種をそれぞれ説明して下さいましたが、アナログや真空管に疎い私は、よく分からなかったのです。

 店主は丁寧にアナログレコードのジャズを鳴らして下さいました。ベイシーでジャズを聴いた後にROYCEに立ち寄りましたので、ベイシーとの音の違いが一聴して分かります。ステレオ感、左右の広がり、そして音楽に実在感を与える、音像の前後の奥行き感が、もの凄く良く出ている音です。高域から低域まで鮮度の高い音で、その音の中にTANNOYのコクのようなものが低域に感じられます。とにかく、面で音が押し寄せてくるベイシーに対して、音が前後に広がり奥行き感がでるのがROYCEの音と言ったところでしょうか。

 次々に色々なレコードを聴かせていただき、特にベースの胴鳴りに、たまらない現実感があります。また、ピアノの美しさと、そこで鳴っているという実在感には、素晴らしいものがあります。このシステムで内田光子のピアノソナタなどを聴けたら最高だろうな、などと考えてしまいます。そして店主は、続けてクラシックのピアノ協奏曲やバイオリン協奏曲を聴かせて下さいます。オーケストラをバックにピアノやバイオリンが独りで協奏している様がとてもリアルです。バイオリンの音は自然でトゲトゲしさがなく、美しいの一言です。私はただ聴き入るのみです。

 ハイエンドスピーカーで、Wilson AudioやAvalon、Thiel、B&Wといった、最新の技術で鳴らすハイエンドスピーカーが隆盛を極めておりますが、いわゆるold technologyを突き詰めたTANNOYからも、決して、それらの音と遜色ない、いやそれ以上の音が聴くことができたのが、自分にとって大変な収穫でした。よく考えれば、最新のCDプレーヤーも、old technologyのレコードを音質で上回ったということを、ついぞ聞いたことがありません。TANNOYの歴史と伝統がこの音を造っているのでしょう。そして、店主のTANNOYに対する愛情が。

 この日は、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。店主に今度来るとき、かけて頂きたいCDがあるのですが、とお願いすると、快く了解して下さりました。ただ、「CDは調整していないんだ。」とおっしゃります。アナログレコード専門にかけており、CDはほとんど聴かれないようですが、私はぜひCDの音色も聴いてみたいと思いました。何せ、新譜などはCDでしか発売されないのがほとんどですから。と言いますか、私はアナログをやりたくとも、財政的にも物理空間的にも出来ないのです。

 また、ROYCEのTANNOYに会いに来なければ。

ROYCE JAZZ TANNOY

(2007年07月07日)

ジャズ喫茶BASIEとジャズ喫茶megについて思ったこと



 ジャズ喫茶をいろいろと訪れてみて色々思うことがあります。音の事、店の内装の事、お客の事、遠いとか近いかということ、飲むコーヒーの味の事、店主の動きのこと、店主の選曲の事。たくさんあるわけですが、どうしても音の事と選曲の事は書かざるを得ません。音はジャズ喫茶の命。選曲はジャズ喫茶の信条だと、私は考えておりますので、これらを非常に重視してジャズ喫茶に入ります。そして、アナログプレーヤーに針を落とす仕草から、コーヒーの入れ方まで、少なくない店主の動きの中から、店主の人柄、そして音を探るのです。これは何も私に限ったことでは無く、オーディオマニアの性かも知れません。

 ベイシーはジャズの博物館です。昔のジャズマンの渾身の演奏とそのときの空気をお店で出そうとしているのです。これは店主の著書にも書いてあることです。これはベイシーがアナログレコード一筋で、CDなど他のメディアは全く再生しないことからも現れています。そして店主はかなりの頑固というか適当というか得たいの知れないお人だと感じます。自身の著書でオーディオマニアを自認されているようですが、一見すると、RCAケーブルがどうのとか、電源タップがどうとかには興味が無いようにみえます。

 それでいて、アース線や、ホームセンターで買える電線から何種類も試してみたりと、著書に書いてありますので、実際は相当の使いこなしをされていると予想できるのが不思議なところです。細かいところには気にしない様でいて、実はこだわっている。そして、こだわっているのだけれど、ステレオサウンドの連載には、ほとんどそのことを書かれない。一貫して書かれているのはジャズの事、そしてJBLとの関わりのこと。不思議でしょうがありません。そして、店へ何度足を運んでみても、菅原正二店主自作JBLシステムは、底なしの音を私に見せ、いつも新鮮な気持ちで椅子へ座っていることができます。底なしの音の正体はいつなったらその真の姿を私に見せてくれるのか、そして、コルトレーンやマイルスにそこに居るという感じを味合わせてくれるのか、それが楽しみで通っているのです。

 対してメグでは全く別の思いを私に抱かせてくれます。メグの音は現代的な音。そしてかかるジャズも現在進行形のものばかり。レコードとオーナーは店におらず、あるのはCDと店員のみ。なにせオーナーの寺島先生は、新譜のCD紹介をしており新しいジャズは必須の様です。なので、選曲もオーナーの意向が反映されていると考えるのが適当で、実際にお店へいっても古いジャズの巨人達のCDはほとんど聴くことができません。これはオーナーの信条でしょう。新しいオーディオを常に探し続け、ケーブルを替えアンプを替え、スピーカーを替える。

 では音はどうなのかというと、オーディオ歴の浅い私のような者からは、非常に整ったハイエンドの音の見本の様な音と言わざるを得ません。高域に若干特徴があるような気がするものの、その他の帯域はおそらくフラットなのではないかと思える程です。ベースは生のベースの様に締まった音で、スピーカーの真ん中に座ると、かくユニットから音がこちらに届く感じ、鮮度感は高く、音量を上げすぎてピアノが時折歪むように聴こえる以外は、まったく欠点のない音のように感じます。それを、ベイシーとは違い、それ程広くない店で実現しているところが、改めて考えてみると使いこなしが素晴らしいと思います。

 ただ、誠に僭越ながら、寺島オーナーのスピーカーへの想いは流動的に見え、しかも自宅では、お店よりも上位の機種を使っていると著書に書いてあり、一体自宅のスピーカーとメグのスピーカーのどちらを大事にされているのか、私からは、いまいちよく分からないところがあるわけです。アンプやプレーヤーについても同様です。なので私はメグの店の広さからは、TRIOを置くことはかなり困難としても、プレーヤーにはLINNのCD12を使って欲しいのです。そして、自分がメグで流される最新のジャズについていけるかは、はなはだ自信がないのですが、寺島オーナーと店員の選曲した渾身のジャズを聴きたいのです。有り体に言えば、メグはいい音は鳴っていると感じるのですけれども、そのジャズから魂といったものを感じたことが、ベイシーとは違い無いのです。これは私は未熟の故か、それともオーナーのオーディオへの愛情の希薄化の為か、ソースにそれが入っていない為なのか、私にはまだ分かりません。もう少しベイシーと同じようにメグにも通って、それを確かめてみたいと思います。

 オーナーが情熱を傾けるように、ジャズ喫茶の扉を開く私も真剣に、それと対峙したいと思うのです。



(2007年07月07日)

CEC TL51XZ と Reimyo DAP-777 その2



 前回TL51XZとDAP-777の音質差は、それ程ないと書きましたが、その後ラックへ収め、セッティングを替えたりして、また綿密に比較試聴をしてみました。例えば、TL51XZとDAP-777にはAES/EBUの入出力があるのですが、その入出力にカナレのケーブルを繋ぎ、同軸ケーブルとの音質差などを比較してみたりもしました。

 その結果、AES/EBUケーブルで両者を繋ぐと、時折音が一瞬途切れることが分かりました。DAP-777のロックの点灯がエラーを表示することはないのですが、なぜか音が途切れます。一瞬なのですが、なぜこのようなことが起こるのかが分かりません。両者の相性が悪いのか、TL51XZのバランス接続がシビアなデジタル出力をするためなのか、それともケーブルがいまいちなのか。なので、TL51XZとDAP-777とは、引き続き同軸ケーブルで繋ぐこととしました。同軸ケーブルですと何の問題も起こりません。

 ※引き続きAES/EBUケーブルだと音が途切れる原因を探ったところ、CDプレーヤーの水平を完全に取ることで解決しました。TL51XZはベルトドライブで、慣性モーメントの大きいスタビライザーをCDと一緒に回し、CDの線速度を一定に保っているのですが、それにはプレーヤーの水平を完全に水平に保つことが必要だったようです。水平器を使い、セッティングしてからは、音が途切れるといったことはなくなりました。音質も十分満足のいくもので、TL51XZとDAP-777をつなぐケーブルには、オヤイデの自作ケーブルから、カナレのケーブルに交換しました。

 そして問題の音質差ですが、時間をかけてじっくり試聴したところ、非常に興味深い差が見えてきました。試聴にはSTAXのSRM-313とSR-003を用い、RCAケーブルにはmogami 2803を使用して行いました。電源事情が比較的良さそうだということで、時間帯は深夜に行いました。

 音質差は、前言をひるがえすようですが、結構違います。(笑)両者ともアナログ的な滑らかさという一点では非常に似ているのですが、TL51XZの方が主旋律が薄く間接音がその周りに、ふわふわとたなびく感じ、そしてDAP-777は若干主旋律が濃く描写され、小さな間接音も明瞭に聴こえるといった違いです。DAP-777の方が情報量が増え、アナログ的な抑揚を、TL51XZに比べ明瞭に示します。いろいろな器機を試聴していますが、これ程アナログ的な表現をする器機には出会ったことがありません。

 きっと上には上があるのでしょうし、わたしも札束を100円玉を使うぐらいの感覚で使えるような身分になっていたら(笑)、さらなるハイエンド機、例えばEMM LABのDACなどを試していたでしょうけれど、自分の身の丈に合った器機を選んで使ってきてReimyo DAP-777は「当たり」だったと、今は感じています。心配なのはVictorの身売り話の件です。できればこのDACにのっているチップのさらなる改良を期待したいところですが、会社が存続の危機に立たされていては、それどころではありません。DAP-777をさらに大幅に改良したモデルを、「CDはこれでアナログにやっと追いつきました。」というくらいのモノを、10年後ぐらいにお願いしたいです。

 それまで長くDAP-777と付き合っていけそうです。

(2007年07月07日)

ジャズ喫茶エルビン(JAZZ SPOT ELVIN)へ訪問(宮城県登米市佐沼)



 2007年5月中旬、宮城県登米市にあるジャズ喫茶ELVINへ行きました。このお店へは前から訪問したかったのですが、ベイシー店主菅原正二先生の著書には、ELVINのマスターは元暴走族と書いてありましたので、行くのに躊躇していたのです。しかし同じ一関のジャズ喫茶ROYCEへ訪問した折、ROYCEの店主からは、ELVINのマスターはとても良い人だと伺いましたので、今回訪問したのです。

 ドアを開けると店内は薄暗く、目の前にはどういう構成なのかさっぱり分からないスピーカーが、こちらを見ています。天井の一部は高く、音響的にも良さそうです。奧には真空管アンプが見えます。最初にかけて頂いたレコードはColtraneでしたが、音像の定位がどうの、バランスがどうの、とか細かい事は気にしていない、スケールの大きい音だと思いました。音が面で、低音は低音、中音は中音と押し寄せて来ます。

 続いて、MILES DAVIS/Kind of Blueがかかります。大らかな音です。ここの音からも古い香りのようなものが感じられます。店主に伺うと、スピーカーはダイヤトーンのユニットを使った、自作のモノで、基本は2wayにウーハーを3発足しているのだそうです。そして、何と駆動する真空管アンプは自作のモノだとか。電子回路を読めない私からすると、真空管アンプを自作するとはただ者ではないという感じです。半田ごてを握って、回路の配線をしたり、設計する姿を想像すると、とても、元暴走族の方とは思えません。

 Cannonball Adderley with Bill Evans/know what I mean のレコードがかかります。ベイシーで良く聴き知った一枚です。大らかというか細かいことはどうでもいい、という気にさせてくれる音です。音量は大音量が好みの私にはちょうど良く、楽しむことができました。

 また来たいと思います。

(2007年07月07日)

ジャズ喫茶パブロ(JAZZ in PABLO)へ訪問(宮城県名取市)



 2007年5月中旬、Jazz in PABLOへ行きました。これで2回目の訪問です。前回の訪問の時より、気持ち音量が大きめに聴こえます。低域から高域まで、非常にバランスが良く滑らかな音です。攻撃的なところはなく優しい音色です。音量も生には足りませんが、集中して聴くのにはまたこれも良い音量です。ベースの音が等身大の大きさで、低域に過度な主張はさせていないように思います。みため38cmのウーハーが片ch4発ついていますので、その見た目と、出てくる音の落差が大きいです。



 この日は、スペシャルブレンドコーヒーを注文してしまいました。ジャズ喫茶でこれ程香り高く、後味の苦みがほどよく残るコーヒーを頂くのは初めてのことです。ここの店主はオーディオと同じようにコーヒーにも力と愛情を傾けているようです。

 店内はこの日も、客は私独りという寂しい状況ですが、部屋の適度な響きが心地よく感じられます。音からは自分の求める、古い香りみたいなものが確かにします。音場は左右に広がるものの、音像は前後に奥行きをもって定位するわけではないようです。かといって、面で押し寄せてくるような音でもありません。



 選曲が都会的です。個人的にはもっと泥臭いジャズを聴きたかったのですが、立地条件と店内の雰囲気、そして都会の夜に似合わない曲はかけられないでしょう。

 店主にいろいろとお話を伺います。ウーハー4発、ホーンミッドレンジ、ツイーター2種の4wayだと思ったのですが、店主によると5wayだそうです。ウーハーはJBLで型番まではもう覚えていないそうです。並列動作していると思っていたウーハー4発は、みな受け持ち帯域が違うそうで、ネットワークとマルチアンプを組み合わせて駆動されているそうです。これ程まで、複雑なシステムをバランス良く鳴らされているとは、驚きとしか言いようがありません。

 音量は昔はもっと上げておられたそうですが、お客が逃げてしまうことから、会話の邪魔にならないギリギリの、今の音量に落ち着いたとのことです。とにかくライブ盤の拍手の音など、本当に観客の手の柔らかさと「はり」を感じさせるもので、言うまでも無いことですが、他の音についても素晴らしいものなのです。

 できることなら、夜のコアな客の来る時間帯にはもう少しだけ、音量を上げて欲しいと思いました。

(2007年07月07日)

JAZZ Inn RELAXIN'へ訪問(宮城県仙台市青葉区)



 2007年5月下旬、仙台の南一番町にあるjazz inn RELAXIN'へ行ってきました。お店へ入ったのは仙台での仕事を終え、夕食後のことでしたから、結構遅い時間でした。店内は喫茶店というよりも、BARといった感じです。音に古さをみじんも感じさせないJBL4343が、壁に埋め込まれています。そして音量は、あくまでも会話の邪魔にならない程度、かかるジャズも女性ボーカルモノなど静かなのが中心です。表の表札にはMark Levinsonの名が使われていましたが、そのアンプがどこにあるのか分かりませんでした。目の前に見えるのはAccuphaseのアンプなのです。

 どちらにしろ、この音量ではアンプの実力の1%も出していないのではないかと思われます。耳をすますとジェーン・モンハイトのボーカルが静かに爽やかに聴こえます。確かにこんな洒落たお店で、BAD POWELなんか大音量でかけたら、お客は逃げていくよなぁ。などと考えます。残念ながら僕の求めたジャズは、このお店には無かったです。

 しかし、音は小音量ながら明瞭で中域から高域にかけてのバランスの良さは、さすがJBL4343だと思いました。ときおり、JBLらしからぬ繊細な表現をみせます。ただし、低域はほとんど聴こえません。結構古いスピーカーだと思いましたが、古い香りはしませんでした。このぐらいの音量ならばECLIPSE TDシリーズのスピーカーの方が良いような気もしますが、いざというときのためのJBLなのでしょう。

 ストイックなジャズ喫茶というのは、今の時代、とても難しいのですね。女性を連れて、ジャズを聴きながら、お酒を飲むのには良いお店だと思います。

(2007年07月07日)

ジャズ喫茶ジャキ(cafe Jaki)へ訪問(宮城県栗原市若柳)

 宮城県は栗原市の若柳という小さな街にあるJAKI(ジャッキー)というジャズ喫茶へ行ってきました。何しろこのジャッキーというお店は、タウンページにもgoogleマップにも載っていないジャズ喫茶なのです。知る人ぞ知るジャズ喫茶です。小さな街なので、すぐに見つかるだろうと思っていたら、なかなか見つからず、街をうろうろさまようことしばらく、ようやくJAKIの看板を見つけることが出来ました。



 お店は商店街から一歩入った住宅街にあり、店内へ入ると、いかにも堅牢そうな蔵造りの建物です。店内の内装や雰囲気もとても落ち着いており、若柳の街にこんなお店があるとは全く分かりませんでした。ちなみに2007年3月31日までは、若柳まで、石越からくりはら田園鉄道が通っていましたが、4月1日から廃線となり、若柳へ行くには車やバス、タクシーを使わねばなりません。

 若柳という小さな街で、音はさておいて、こんなオシャレなジャズ喫茶を見つけただけで嬉しくなります。そしてその音はあくまで繊細かつ小音量で、聴き手に集中力を要求する音だと感じました。ベイシーの様な大音量に慣れてしまうと、小音量というだけで、耳が慣れるのに時間がかかってしまいます。コーヒーと自家製のチーズケーキもおいしく、静かで落ち着いた時間を過ごすことができたと思います。



 集中していくと、最初小音量に聴こえた音も、だんだんと大きな音に感じられるようになるから不思議です。部屋のノイズレベルが、堅牢な蔵造りと相まって、非常に小さく、小音量でもジャズの全体像を掴むことができるのです。内装も適度な響きを伴ったもので、くせなどは感じさせず、とても良い残響を残してくれます。

 そして、聴き込んでいくうちに、小音量に消されがちの、低域のベースやドラムが浮かび上がって来るのも不思議です。かかるジャズはメロディーラインが美しいものばかりです。

 ここで、お店の方にお話を聞くことが出来ました。スピーカーはMACSONIC製のモノでもうなくなってしまったメーカーのものだそうです。Pre AmpはMcIntoshのC504、Power Ampはmarantzの古いもの、そしてCDプレーヤーはパイオニアの三連奏プレーヤーでした。以前はCDプレーヤーにTEACのVRDS-10を使っていたようですが、壊れて修理にもお金がかかることから、今のモノになったようです。

 おそらくご主人が集められたとおもわれる、膨大なレコードの数々も、レコードプレーヤーが壊れてから、針を落としていないそうで、お店の方は「ジャズ喫茶ではなく、普通の喫茶店になりはてました。」と自嘲ぎみに仰います。

 私は思いました。これ程素晴らしいリスニングルームをもち、素晴らしいビンテージスピーカーをお持ちなのですから、CDプレーヤーやレコードプレーヤーが無いだけで、パイオニアの安物というのはいかにも哀しすぎます。全国で、このホームページをご覧の、「他人にくれてやるレコードプレーヤーやCDプレーヤーは、幾らでも物置きにころがってるぜ。」という、ブルジョワ階級で、ジャズ喫茶JAKIの音を宮城で一番にされたいと思われる方、ぜひJAKIにそのプレーヤーを差し上げて下さいませ。何なら私にご連絡下されば(連絡先メールアドレスはTOPページに書いてあります。)、責任をもってJAKIに届けに参ります。(JAKIのご主人に断られるかもしれませんけど。)

 本当に、素晴らしい音を奏でる潜在能力をもっていると思われるだけに、とても惜しい音だと思いました。また行ってみたいと思います。そして、このホームページの皆様には、一度このお店へ行かれることをお勧めします。定休日は水曜日。営業時間は12:00〜22:00となっていましたが、昼下がりに行った方が無難だと思います。

注)MACSONIC製のスピーカーは、SRCCという会社によって復活したようです。

(2007年07月07日)

Reimyo CDT-777について

 ReimyoのDAP-777と対になるCDトランスポートが発売になるようです。私はハイエンドショーの折りに、木内社長様から直接、「CDトランスポートを開発している。」と聞いていたので、さほど驚きませんでしたが、その価格には驚きました。確かそのとき、木内社長様は、「DACよりも若干高くなりそうだ。」と仰っておりましたので、40〜50万くらいかな、と予想していました。(それでも十分高いですけど。)

 しかし、今回のこのCDT-777の価格を見て驚きました。\1,008,000。高価過ぎです。買えません。やっぱりここは、しばらくCECのTL51XZをトランスポートの代わりに使い、AppleのMacとAir Mac Expressを組み合わせるPCトランスポートを計画していく方がよほど楽しそうですし、経済的だと思いました。


〜画像はどこかのサイトからの引用〜

 DAP-777は結構お買い得だと思うのですけど、CDトランスポートは、何でこんなにも高価になってしまったのでしょうか。逆に言えば、こんな高価なトランスポートと組み合わせることによって、まだまだ音質の改善が望めるDAP-777は潜在能力が高い、と言うことでしょうか。私もまだまだDAP-777の実力を発揮させてやることが出来ていないと思うので、実力を発揮させてやるべく、色々試してみたいと思います。

(2007年07月07日)

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