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ジャズ喫茶カウントへの訪問記録1

Jazz Spot Count 1回目(2006年11月21日訪問)

 出張で仙台へ行く機会がありましたので、ついでに仙台のジャズ喫茶Countへ寄ってみることにしました。



 仙台駅です。駅前は広々としたデッキと、碁盤の目のように区画された広い道路が印象的な街並みです。



 Countの入り口です。仙台駅から徒歩15分くらいのところにあります。店内はそれほど広くなくアルテックのA7がテレビをはさんで、間隔を狭くして設置してあります。私は、スピーカーのちょうど真ん中の席に座りました。店内は良く整理されています。

 

 アルテックのA7は横浜のdown beatで良く聴きなじんだ音です。Countの音がどんなだかとても楽しみでした。出てきた音は・・・・。

 down beatと全然違う音です。部屋も違えば、再生装置も違えば、音も違うのは当然なのですが、本当に全然違う音です。独特のホーンの感触は似ていますが。このお店のA7は中域にも密度があり、とても低音もよく締まった音だと感じました。A7の下には巨大なコンクリートの塊が置かれています。セロニアス・モンクやアート・ペッパーなどを聴かせていただきました。



 このお店は昼過ぎから夜まで営業しているようです。今回は”Count”へ行ったので、次行くジャズ喫茶は”Basie”にしたいものです。



 用事を済ませて、帰路に仙台の商店街を歩くと、すっかりクリスマスのイルミネーションで飾られていました。もうこんな季節になっていたのですね。気づきませんでした。



 仙台駅前のAERというビルの装飾です。綺麗だったので写真に納めてみました。このビルは、最上階まで上れるので、そこから仙台の街の夜景を一望出来ます。仙台にお越しの際には、ぜひとも立ち寄ってみたい夜景スポットです。

Jazz Spot Count 2回目(2007年01月22日訪問)

 平成19年1月下旬頃、仙台に出張があったので、仕事を済ませてから新幹線に乗るまでの時間、ジャズ喫茶Countで楽しい時間を過ごしました。この前来たときと同じように、相変わらず中域に密度があり、自宅で聴く音とは全く違う迫力のある音です。サックスはサックスらしく、これはホーンスピーカーでないと出ない音なのではないでしょうか。とにかく迫力とか、迫ってくる圧力が、いわゆるハイエンドスピーカーとは全然違います。

 ジャズ好きな方が、WisonAudioなどスピーカーの奧に像を結ぶハイエンドスピーカーではなく、JBLやアルテックなどを好んで使う理由が分かる気がします。音像の低位より、重要な音色、迫力、浸透力があるんだぞ、と。そういえばジャズ喫茶は圧倒的にJBLやアルテックのスピーカーが多いですね。DIATONEとかB&Wとかのスピーカーを使う店が少しはあっても良さそうなものだと思っていましたが、やっと謎が解けました。(果たして、こんな理由なのだろうか?)



 ベースの音に耳を凝らすと、ベースは生の音量に近い音だと感じました。またベースの低域は、特定の周波数で共鳴音が若干感じる以外は、全く揺るぎがないと感じました。これはA7のスピーカーの下に敷かれた巨大なコンクリートブロックが確実に効いていると思われます。

 それほど広くない店内ですが、キレイに整頓され、音も迫力がありながら端正で、時間が過ぎるのがとても惜しいくらいでした。短い時間でしたがJAZZを楽しむことができました。



Jazz Spot Count 3回目(2007年02月01日訪問)



 2月上旬、仙台に出張があったので、帰りにジャズ喫茶Countへ寄って来ました。変わらない音。変わらない店主。変わらないジャズ。いい音。高域の輝きはもう少し欲しい気もしますが、とても落ち着いた音です。何の不満もなく、外の北風に吹かれた身にコーヒーは温かく、トーレンスのプレーヤーでアナログレコードをかける店主の姿は真剣。CDもアナログレコードも同じように愛してA7で再生させているようです。

 MILES DAVIS & JOHN COLTRANEのアナログディスクがかかると、やっぱりCDより、優しくていい音と思わざるを得ない気がします。COLTRANEの厚みのあるサックス。

 店内には男女のカップルが居て、いつものCountより少し華やか。MILESのトランペットも切り裂くような音では無く、テンポを抑えた静かなもの。店内の雰囲気に合わせた店主の選曲の妙でしょうか。

 ホーンはだいぶ上に付いているのに、音像が上に引っ張られるということはないように感じます。言葉は無粋。今日はジャズを聴くのみ。



 仙台の商店街はいつも人通りが多くてにぎやかでした。



 地方都市の駅の構内もどことなく風情を感じさせます。



 新幹線の改札に来ると、どこか哀しく、静かな気持ちになります。



Jazz Spot Count 4回目(2007年03月15日訪問)

 今日は、カウントへ来る前にアルコールが入ったせいか、ドアを開け、いつもの席に座ると、音の色が鮮やかに感じます。まずは紅茶を注文し一息つきました。椅子に貼られたテープが、この店の歴史を感じさせてくれます。

 毎回の事ながら、このそれほど広くはない店で、これだけの音を聴かせてくれるのは有り難いとおもいます。中域の密度感と低域の締まりは最高です。

 Jone Coltrane/settin' the pace。厚みと若干軽さのあるサックスの音色。ピアノは角がとれていて丸い表現に聴こえます。ここで、アルコールが入っていて、気分の大きくなっていた私は、これにスーパーツイーターを付け足したらどうだろう?などと考え始める始末。しかし、これはこれで1つの完成された音なので、生半可なツイーターや調整では逆効果になってしまうことは明白なわけでして、そう簡単にもいかないのかなと、珍しくお客さんと談笑している店主をみて思うのでした。

 続いて、ウィスキーを注文しました。初めてお酒を飲みながらJAZZを聴いたのですが、良いモノだと感じました。良い意味で力が抜け、音が鮮やかに見えます。コーヒーや紅茶を飲みながらストイックにジャズを聴くのとは別の楽しさがあります。夜も遅い時間ですが、人が入っているせいなのか、店主はアナログ盤ばかりかけます。やはり聴かせ所はアナログに限るということでしょうか。

 このカウントの音は現代的なHi-Fiとは異なる音だと思いますが、この心に訴えかけてくる音は何でしょう?ジャズの哀しさが音に表れているのがカウントだと思いました。

 仙台にカウントがあり、一関にベイシーがある。これ以上何を望むものがあるのか。美しいジャズを聴きたい。切ないジャズをもっと聴きたい。良い音で。

(2007年05月01日)

Jazz Spot Count 5回目(2007年04月中旬訪問)

 仕事で仙台に出張がありましたので、Countへ寄って来ました。いつも座る特等席には先客が居り、初めての席へ座ります。初めての店内の風景が見え、アナログプレーヤーやアンプなど、ジャズ喫茶の命が、見えます。

 いい音です。ベイシーの様な大音量ではありませんが、心に染みる音です。超高域は聴こえませんが、それ以外の音は何の過不足もなく耳に届きます。

 

 FREDDIE HUBARD/OPEN SESAMEのレコードがかかります。甘い音色だなと思いました。ちょうどコーヒーに砂糖を二杯入れたような音とでも言いましょうか。仙台の街が夕闇に染まり、まっ暗になっていく頃には、最高の選曲だと思いました。A面最後の方は、昔の日本の歌謡曲のような曲調です。日本的な懐かしさを感じました。なんででしょう?



 店内には私独りになってしまいましたが、品の良い大人の女性が入店。なんとなく音が華やいだような気がします。やはり、ジャズ喫茶にポツンと独りで聴いているよりも、知らない人でも誰かと聴いていた方が楽しいです。

 BUD POWELL IN PARISのレコードです。ノリの良いカッコイイ曲です。BADの鼻歌でしょうか、時折それが聴こえます。楽しさが伝わって来ます。そして店内には、いつの間にかお客が4人になっていました。失礼ながら、こんなにお客の入ったCountは初めてです。音もますます良くなっていくようで、弾むようなドラムの音に心まで弾みます。今まで、狂気の様なBADのピアノしか知らなかったので、この曲調には新鮮な驚きを感じました。



 GRANR GREEN/GOODEN'S CORNERのレコード。何とも形容しがたいエレキギターの音色です。シンプルでありながら、エレキギター、ベース、ピアノの掛け合いが何とも絶妙の曲と思いました。しかし、電子楽器でも、レコードだとこういう音が出るから不思議です。美しく、滑らかで、音が消える瞬間が儚くて。レコードはいいなぁと思いつつ、やっぱりお金も、不器用な私は、レコードなんてマトモに再生できないと考えると、CDで我慢しておいた方が得策かなとつくづく思うのでした。

 お店の片隅にどうにも気になる写真が飾ってあります。席からはよく分からないので、立って近づいてよく見てみると、若かりし頃の店主と、穏やかな表情の故カウント・ベイシーが一緒に写っている写真です。それを見て、胸が熱くなりました。帰りぎわに店主に聞くと、もう30年くらい前の写真だそうです。

 お店の名前からしてCountなのですから、ここでもCount Basieのレコードを聴いてみたいものです。


 その後、ジャズバーを2軒ハシゴして仙台の街で見つけたのが、「JAZZ Inn RELAXIN'」です。もう、新幹線の時間が迫っており、残念ながら行けませんでしたが、今度仙台へ来たときには、必ず寄ってみようと思います。スピーカーはあの名器JBL4343。どういう音で鳴っているのか考えただけでも楽しくなります。



 最終の東北新幹線で家路に着きます。駅の待合室も昼間の喧噪が嘘のように、とても静かです。



(2007年05月01日)

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