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1.デジタルケーブルと電源ボックスの自作


〜デジタルケーブル(オヤイデFTVS-510+カナレF-09)・電源ボックス(オヤイデMT-JS+松下WN1318+オヤイデPA23+松下WF5018)・電源ボックス(オヤイデMT-US+アメリカン電機7110GD+レビントン+オヤイデPA23+松下WF5018)の制作記事〜

デジタルケーブルの自作(オヤイデFTVS-510+カナレF-09)

 シャープのSACDプレーヤーDX-SX1と、アンプSM-SX1をつなぐデジタルケーブルに、今までは黄色の単なる映像ケーブルを使ってきましたが、さすがにケーブルにはあまりこだわってこなかった私としても、オーディオ用のデジタルケーブルを使いたいと考えていました。

 ただ、既製品では、どのデジタルケーブルも驚くほど高価で、おいそれと買うことができません。なので、オヤイデから、デジタルケーブル用のケーブルを購入し、カナレのプラグF-09で、デジタルケーブルを自作してみることにしました。1mの長さを購入しましたが、ロットの最後だったらしく、1.2m分をオヤイデさんからいただきましたので0.6m長のケーブルを2本作ることにします。


・ケーブル:オヤイデFTVS-510
・プラグ:カナレF-09

 ケーブルにオヤイデのFTVS-510を選んだ理由は特になく、たまたまシルバーの線が綺麗に店先に飾ってあったためでした。プラグにカナレF-09を選んだのは、いろいろなプラグを見て回り、ハンダ付け用のプラグとしては、安価でもっとも良くできていると考えたからでした。ただし特に75Ωにはなっていないようですが、気にしないことにします。

 ハンダ付けも、銀入り鉛フリーハンダなどのオーディオ用ハンダを使いたかったところですが、使い方が難しく、うまくハンダを乗せることが出来なかったため、普通の鉛入りハンダを使いました。昔、工場勤務のとき、朝から晩まで、航空宇宙部品のハンダ付け作業をしたこともあり、ハンダ付け作業には自信があったのですが・・・・。



 最初に一番外側の皮膜をカッターで周状に切れ込みを入れ、むいたところです。シールド編組にキズを付けないように気を付けて作業します。



 シールドの編組を爪楊枝でほどいて外側に開いた状態にしたところです。内部に立派な銅箔のシールドが見えます。



 銅箔シールドと内部の発泡材をむいて、ホット線をむき出しにしたところです。このオヤイデのFTVS-510は銀線のようで、ホット線も銀色をしています。立派過ぎる同軸ケーブルです。



 プラグに線を仮付けしてみたところです。ホット線はともかく、コールド線のハンダ付けが難しそうです。



 ホット、コールド線ともにハンダ付けが完了したところです。コールド線がホット線に接触しないように気を付けて作業しました。やはり鉛ハンダは作業が楽で良いです。



 キャップをして完成です。カナレF-09の上位機種にF-10のプラグがありますが、私はF-09の方が好きです。私はCECのCDプレーヤーTL51XZとスタックスのドライバーの間に、モガミの2803というピンケーブルを使っています。その音質を追求したプラグはモールドプラグで、見た目はとても貧弱なのものです。なので、私もプラグは性能と見た目が反比例するものだと考えるようになってしまいました。負け惜しみもありますが、WBTのプラグなどはあまり使いたいと思いません。



 完成です。プラグとケーブルを合わせても4,500(円/2本)以内と、とても安価に仕上げることが出来ました。2本のうち、もう1本のケーブルは、CECのCDプレーヤーTL51XZと、D/A Converter Reimyo DAP-777の間に使うことにします。

(平成19年03月03日)

電源ボックスの自作(オヤイデMT-JS+松下WN1318+オヤイデPA23+松下WF5018)
電源ボックスの自作(オヤイデMT-US+アメ電+レビントン+オヤイデPA23+松下WF5018)

 電源タップには、いままでパソコン用の安価なノイズフィルタータップを使ってきましたが、これもオーディオ用にグレードアップしたいところです。そこで、電源タップや電源ボックスの既製品を良く調べてみました。例えば、オヤイデ、チクマ、アコースティックリバイブ、フルテックなどなど。しかしどれも欲しいと思った製品は高価過ぎて買えません。

 電源ボックスだけで10万円近くもするのでは、もう一つ立派なコンポネントやオーブンレンジ(なぜオーブンレンジなんだ?)が楽に買える金額です。オーディオ用と名が付くだけで、こんなにも高価になるのでしょうか。

 ということで、電源ボックスもオヤイデの自作用のボックスを使い、コンセントには松下の安価な医療用グレードのモノを使って、安価に仕上げる事にしました。オヤイデのMT-JSは、ステンレス製でコンセントを3個付けることが出来ることから選択しました。価格も1万円程度と、何とか納得できる範囲です。

 そもそも、壁のコンセントが松下のWN1318なので、下流側の電源ボックスにイイものを使っても、あまり意味が無いような気がしたので、同じ安価な松下のWN1318を使うことにしました。1個1200円程度、と他のオーディオ用コンセントと比べると、とても安価ですし、医療用コンセントとして大量に使われていることから、十分な信頼性もありそうです。

 電源ケーブルは、どうするのかこれも悩みました。接点を減らすのであればACインレットを省きたいところです。そこで、電源ケーブルをいろいろと調べてみましたが、切り売りのケーブルでもどれも結構な金額がします。既製品は値段的に問題外です。ところが、オーディオFSKの広告を見てみると、電源ケーブル1m \6300 の文字が・・・。既製品では最低でも数万円くらいですし、高いモノだと青天井の電源ケーブルの中で、感覚が麻痺したのか、とてもリーズナブルに見えます。

 そこでACインレットは普通に設け、ACインレットにオーディオFSKの電源ケーブルを付けることにしました。始めはオーディオFSKのケーブルのインレットの部分を分解して、FSKケーブルとコンセントを直接繋ぎたいと考えていましたが、リッツ線の処理が難しそうで、分解したら取り返しのつかないことになりそうなので止めました。

 (オーディオFSKへの訪問記録は別ページに設けています。)

(平成19年03月03日)

 でいろいろと考えたのですが、やま様という太っ腹な方から、アメリカン電気の7110GDとレビントンのコンセントを頂いたので、UL規格のコンセントタップもこの際作ってしまおうと考えました。さらに、オーディオFSKにてオヤイデ電気のモノは市販のなかではお薦めであるという、藤枝先生の言に従って、最新の電源ケーブルであるPA-23を使うことにしました。

 また、インレットを設けた方が、作りやすくタップからコンセントまでの電源ケーブルを交換することが出来るのですが、使う電源ケーブルが決まればACインレットのような接点はなるべく省きたいところです。なので当初の予定を変更し、ケーブル直出しのタップを作ることにしました。本当は、電源ケーブルにTUNAMIを使いたかったのですが、オヤイデ電気さんにて現物をさわらせてもらうと、非常に堅く、取り回しに苦労し、また自分の財布も空になってしまうので、PA-23にしました。



 白色の電源ケーブルですが、オヤイデ電気さんでは違う色のケーブルを最初出されて驚きました。個人的には白が好きなので、どうしても白色のケーブルにしたかったのです。なんでも変色が起こるので、色を変えたとのことでした。ケーブルにはPCOCC-Aの文字がゴールドで印刷されています。

 発電所から変電所、電柱のトランスを通って家の配電盤を通りつつ、極安いFケーブルを通って、電気はコンセントまで来るわけですが、その末端のごく一部の電源ケーブルを替えるだけで、音質が変化するというのは、考えれば考えるほど不思議なことです。このコンセントまで来た何の変哲もない電気を、音楽をならす電気に替えなければなりません。









 コンセントに差し込むφ2mmのFケーブルに、内部配線のシリコンライカル線をハンダ付けしたところです。シリコンライカル線を内部配線に使った理由は、柔らかく取り回しがしやすいのと、シリコン皮膜に耐熱性があり、スピーカーコードに使った時にとても素直な音に感じたからでした。しかし、スピーカーコードには良くても、電源コードには不適な場合も考えられますが、気にしないこととします。

 ハンダ付けの段になって気付いたのですが、シリコンライカル線は柔らかくするために心線がかなり細く、ハンダをのらせるのに非常に苦労しました。こんなことならダイエー電線を使うべきだったと数本ハンダ付けして思いましたが、とりあえず、このタップの内部配線はシリコンライカル線にすることにしました。



 Fケーブルとシリコンライカル線には熱収縮チューブを被せて一応絶縁しておきます。



 各コンセントからの内部配線を、電源ケーブルへ直にハンダ付けしたところです。これでACインレットを省くことが出来ます。



 MT-USのタップの内部配線が完了したところです。一応将来のことも考え、アース線も接続しました。



 同様に、MT-JSのタップの内部配線が完了したところです。シリコンライカル線のハンダののりにくさに懲りて、このタップの内部配線にはダイエー電線を使っています。あと、MT-USよりMT-JSのタップの方が、コンセントを固定した後から内部配線の取付を行えるので作りやすかったです。MT-USでは先にFケーブルをコンセントにネジで強固に固定してから、コンセントに固定する必要があります。



 コンセントプラグに松下のWF5018を取り付けて、2つのタップが完成したところです。2つもあればもう一生タップを買うことも無いと思うので、これぐらいの手間は惜しんではならないといったところでしょうか。しかし音を聴くまでは、これが成功だったのか、失敗だったのか分かりませんが。そのうち、タップの違いやコンセントの違いを、耳で確かめて見たいと思います。特にコンセントを私に下さったやま様からは、コンセントによる使いこなしのアドバイスも頂いているので、それも確かめてみようと思います。

(2007年05月05日)

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