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2006東京インターナショナルオーディオショー訪問記その2

〜インターナショナルオーディオショーで見てきたことなどを紹介しています〜

Joseph Audio

 ジョセフオーディオです。旗艦モデルのPEARLが鳴らされていました。ブースもそれ程広くなく、一般家庭のリビングの広さに近く、音響的にとても参考になりました。見た目はウィルソンオーディオのSystem8にそっくりな構成ですが、音質は部屋の音響も含めるとかなり違っています。私は、こちらの方が好みです。

 まず、低音の量感が半端ではありません。3wayにも関わらず、ボーカルや楽器の音色は生々しく、ユニットのつながりの良さは、驚異的だと感じました。音には全く滲みが感じられず、音が積極的に前に出てくるような鳴りかたでした。それでいて音像は、スピーカーのやや後ろにきっちりと定位しています。









 SEAS社のEXCELシリーズのマグネシウム合金製ユニットを使っているようです。金属のユニットは高域に強烈なピークを持つものですが、このJoseph Audio社は120dB/octという、超急峻なスロープ(インフィナイトスロープ)のネットワークで、金属コーン固有のピークを回避しているようです。これが、その他の積極的な鳴りかたや各楽器の生々しさにつながっているのでしょうか。すごい技術です。自作スピーカーに応用したいところですが、回路図を見ただけではとても歯が立ちません。





 より普及価格帯のスピーカーです。やはりメタルコーンを使い、インフィナイトスロープのネットワークを使っているようです。といってもブックシェルフ形のモデルでも40万円以上もします。ネットワークの技術料はかなり高額なようです。





marantz・B&W

 マランツとB&W社のブースです。何でも記念モデルということで、白い円筒形の2wayスピーカーが鳴らされていました。さすがに記念モデルだけあって、外観が奇抜です。個人的には色を白ではなくレッドにして、ケブラーコーンも変色を防ぐために、黒に着色、そして正面に”〒”のエンブレムを入れて、ユーモアを見せて欲しかったです。

 ブースが広いせいか、明らかに鳴りかたは、高域に偏りがあり、低域が不足気味だと思いました。しかし、高域バイオリンはとても輝かしく、響きも豊かでした。それにしても本当に面白い形です。ステレオ誌7〜8月号の読者の作例に感化されたとしか思えません。






スピーカーを駆動する巨大なアンプ群です。アルミと鉄の塊がこれだけラックに揃っていると、相当な威圧感があります。現代の技術は日進月歩ですが、アンプは常に重厚長大型で、どのブースを回っても、コンパクトで高品位なデザインのアンプにお目にかかることがほとんどないのが残念です。これだけ立派なアンプであれば、鳴らないスピーカーは無いと見た目で判断してしまいそうです。





郵便ポスト型の記念モデルのツイーターは、ダイヤモンド製だそうで、周りは大理石だそうです。大理石の中にはコンパクトなノーチラスチューブが入っているとのことで、相当こだわっています。左右のペアで大理石の模様も合わせているようです。なにか力のかけ方が、見当違いのような気がするのは私だけでしょうか?



  左側の欧米の紳士がこの記念モデルスピーカーの開発者だそうです。とにかく自分が欲しいスピーカーを作って良いと言われて、出来たものが、このモデルだと強調しておいででした。

(平成18年10月28日)

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