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2006東京インターナショナルオーディオショー訪問記その1

〜インターナショナルオーディオショーで見てきたことなどを紹介しています〜

CEC

 CECのブースです。昨年まで、ハイエンドショーで開催していたのですが、今年からはインターナショナルオーディオショーに参加しています。なんでも新規に参加したメーカーは広い部屋を与えられないため、こじんまりとした部屋がブースとなっていました。個人的には、スタックスのイヤースピーカー用にCECのCDプレーヤーにTL51XZを愛用しているので、とても気になるブランドです。



新製品はベルトドライブCDプレーヤーTL53X、半導体アンプのAMP53、真空管アンプのTUBE53が目を引きます。どれもハーフサイズでとてもコンパクトで清潔感のある外観です。AMP53の裏板には放熱ファンがついているのでしょうか?放熱用の穴があいていました。

たぶん他の53シリーズと外観上の意匠を統一しようと楕円形の造形をボタンのまわりに施していますが、私はこの楕円形の造形はない方がシンプルでよかったのではないかとおもいました。また、表示用のミラーもマジックミラーのようなものが使われており、部屋が暗い場合は良いのですが、明るいところで使うには表示が見づらくなるので、ここらへんをもう少し考慮して欲しかったです。


CEC TL53Z





CEC AMP53





CEC TUBE53




CEC DA6300

CECでは、フルサイズのDAコンバーターの発売が現在ないので、新しくフルサイズのDACを開発中ということです。なんでもDX51シリーズとDX71シリーズを統合して新しいクラスのモデルにしたとのことで、価格もDX51シリーズとDX71シリーズの中間の、20万円くらいになるのではないか、と係りのかたはおっしゃっていました。

 非常にシンプルな外観で、CEC独自のスーパーリンクを積んでいますし、背面にはUSBの端子もついていました。PCと直結できるとなれば、非常に魅力的な機種になります。ただ表示窓が大きすぎるのとマジックミラーを使っているため、表示がみづらいのではないかと思います。DX51シリーズのシンプルな外観も好感が持てるので、その辺も考慮して頂きたかったです。


CEC TL0X



 CECのフラッグシップCDトランスポートのTL0です。スタビライザーの重量だけで900g以上あるそうです。メカニカルなかっこよさがあります。CECでは、このトランスポートに似合うDACがないとの事で、デモではオルフェウスのDACを使用しておりました。

CEC 試聴/傅信幸先生・貝山先生 御講演

 ちょうど石橋社長様がいらっしゃいましたので、今後の開発スケジュールを伺ったところ、現在CECでは、TL0とTL53Zの価格帯が離れすぎているので中間のトランスポートと、それに似合ったプリアンプ機能付きDAC、それに、パワーアンプを開発する計画があるとの事でした。プリアンプ機能付きDACは、来年のこのショーで皆様にお見せしたいとの、社長様の言葉でしたので、楽しみに待つこととします。ただし、その価格も伺ったところ50万以上にはなってしまうとのことで、DX71シリーズのような良質のプリアンプ機能を持つDAコンバーターが欲しい私としては、もう少し求めやすい価格にして欲しいと思いました。


石橋社長


傅信幸先生

 傅先生のCECブースでの講演はおおよそ次のような感じでした。


 今年のインターナショナルオーディオショーに新しく入った会社はCEC、DENON、DYNAUDIO。A&Mであり、最初に入った会社は広い部屋をもらえない。

 今回の試聴ではTL0⇒オルフェウスのDAC⇒AMP71⇒ウィーンアコースティック で鳴らす。

 ソニーがSACDのメカを作らなくなった。アキュフェーズはソニーのメカの在庫がなくなるのを見越して自社開発している。CECはベルトドライブでつくらないのか?⇒(石橋社長)SACDプレーヤーを開発する計画はない。

 TL1を使ったことがあり、とてもクリーミーな音で気に入った。しかしデザインがダメ。

 いわゆるCECは技術主体の会社なので、デザインについてはB&Oの逆をいっていた。

 オーディオショーは別名インフレショー、製品の値段がどんどん上がるなか、CECの製品は買って帰れるくらい。


 とご講演された後、先生持参のディスクをかけ、CECとウィーンアコースティックの音を楽しむことが出来ました。このスピーカーは非常にユニットの音以外にも箱のつやがのって、美しい響きを感じるような印象があります。スピーカーの中央に座ったせいか音像の定位もよく、非常に聴いていて疲れない音色でした。低音の雄大さなどは今ひとつでしょうが、中域の密度とつや高域の輝きは美しいものがありました。積極的にエンクロージャーの響きも使おうという設計思想のようです。



 続いて貝山先生のご講演もありましたが、居心地がよかったので続けて聞いてしまいました。CECは日本では珍しくオーディオに力を入れている家電メーカーなので、魅力的な製品をこれからもつくり続けて欲しいと思いました。

YG ACOUSTICS

 YG ACOUSTICSです。オールアルミ製のエンクロージャーが目を引きます。ツイーターとミッドにはスキャンスピークの高級なユニットが使われているようです。ユニットと剛体のエンクロージャーを完全に結合すれば、ユニット以外の付帯音をコーン以外から出さないという設計思想のようです。とても参考になります。

 試聴すると、やはり見た目通り、ゆるぎない低音と高音が聴こえ、エンクロージャーの鳴りが全く感じられません。おんぞうはピンポイントで定位します。ドラムも非常にフラットな鳴りかたで膨らんだりしません。まるでスタックスのイヤースピーカーのようです。とても控えめな低音なのですが、フラットに下の帯域まで出ていると思いました。価格も価格ですが、それなりの音は鳴っているように思いました。







 

 

 パッシブタイプのウーハーに使う、クロスオーバーネットワークでしょうか、とても巨大なコイル何と27mHと18mHをのせていますい。コンデンサーも巨大なフィルムタイプと電解タイプを使い分けているようです。これを見ると、なんとなく18/octのスロープのローパスフィルターに見えます。YG ACOUSTICSはミッドとハイを24dB/octのスロープでつなげていますから、かなり急峻なフィルターが好みのようです。





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