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ハイエンドショートウキョウ2006訪問記その2

〜ハイエンドショーで見てきたことなどを紹介しています〜

ピー・エス・ディー/Premium Sound Design/PS3595B

 ハイエンドスピーカーメーカーのPSD社です。機器を確認してみるとAVフェスタのサウンドデザイン社の時と全く同じということに気づきました。どうやらAVフェスタの時、サウンドデザイン社はPSD社のスピーカーをならしていたようです。大型のバッフルの美しいスピーカーです。担当の方は、各オーディオ誌の記者さんからの取材でお忙しそうでしたが、ユニットの種類を聞いたところ、ウーハー、ミッドレンジ、ツイーター共に、スキャンスピーク製だそうです。海外のメーカーがこのようなユニットを使って、大型スピーカーを作れば1本200万円は下らないと思われますが、このPSD社のスピーカー"PS3595B"は、およそ120(万円/1本)だそうです。

 試聴に入ると、オーケストラのCDがかかりました。とても雄大な再生音で、低音やブラシが鳴っても全く問題ありませんでした。オーケストラのフルートの音色はきちんと奥行きを持って再生されており、やや中域に張り出しが欲しいような気がしましたが、これがフラットバランスなのかも知れません。

 女性ボーカルもなめらか端正そのもので、とても静かな印象でした。欲を言うと、もう少しダイナミックさが欲しいと思いましたが、アンプも無色透明といわれるサウンドデザイン社のデジタルアンプSD05ですし、これが脚色のない再生音なのかなとも思います。

 とにかく試聴を続けていても、欠点の見当たらない再生音でした。

スピーカーPS3595B

 スキャンスピークの高級ユニットが惜しげもなく使われています。ユニット代だけで相当なものになるのではないでしょうか。またこの複雑な形状のバッフルに、このようにきれいにつき板をはるのは相当難しいのではないかと思います。



 

 

再生装置SONY CDP-MS1+Sound Design SD05

 PSDの大型スピーカーを駆動する再生装置です。ソニー製のCDプレーヤーに、SONYを退社されたかたが興したサウンドデザイン社のSD05というフルデジタルアンプが使われていました。天板はなぜかCFRPの板に変更されていました。

 驚いたことに、あれだけの大音量で出力したのにも関わらず、アンプの天板を触っても、全く熱さを感じることがありませんでした。これは、私が愛用しているシャープのSM-SX1とは大違いでSX1はかなり天板が熱くなります。SD05の信号増幅効率の高さが伺えます。ほとんど熱が発生しないほど高いのでしょう。



 係りの方にいろいろとお話を伺いたいと思っていたのですが、雑誌の取材でお忙しそうだったので、近くにいた、関係者と思われる方にいろいろとお話を伺いました。その方は、サウンドデザインのファンクラブを主宰されているそうで、PSDのスピーカーのことからSD05のことまでいろいろと教えて下さいました。

 このPSDのスピーカーはミッドレンジのユニットがフルレンジで動作していて、それをツイーターとウーハーがそれぞれ高域と低域を補うような設計になっているそうで、非常にシンプルな構成だそうです。ということはネットワークも最小限しか使われていないと思われます。

 また、デジタルアンプについて質問すると、今本当にフルデジタルアンプと呼べるのはSONYとTact、そしてサウンドデザイン社の3社の製品しかないそうです。デジタルアンプは、アナログアンプでは再生できないノイズフロア以下の非常に微細な音の再生も可能ということで、フルデジタルアンプの優位性を強調しておいででした。

 また、私はシャープのデジタル入力を持つSM-SX1を使用しており、PCM/1bitコンバーターによるフルデジタルアンプとばかり思っていたのですが、この方がおっしゃるには、シャープはA/D変換をしているとのことです。ここまで、技術的なことになると、私には理解できないところがあります。とても参考になるお話をたくさん伺うことができて、本当にありがたいと思いました。やっぱりサウンドデザイン社の那須の試聴室には、ぜひ行ってみたいと思いました。

Premium Sound Design
サウンドデザイン
Sound Design Fan Club

四十七研究所/47Laboratry

 四十七研究所のブースです。机の上には小型ですが、どれも独創的なデザインのオーディオ機器が並んでいます。一見すると無骨に見えながら、そういうわけでもなく、ミニマニズムのデザインを追求しているのかと思えば、メカニカルな部分をわざと外部に見せるような造りになっていたりと、どれも美しいデザインです。自作でもこういうデザインは見習いたいものです。

Model 4727 Koma + Model 4725 Tsurube

 47研究所の新製品のアナログプレーヤーです。私はアナログはやらないので、機構がどうのこうのというのはわからないのですが、回転するレコードと動くアームが、機械的に動いているのを見るだけで楽しさが伝わってくる製品です。レコードを乗せる円盤の下にある円盤は、逆回転に回っています。トルクを打ち消しているのでしょうか、それとも他に設計意図があるのでしょうか、本当に面白い造りです。

Model 4722 Lens

 スピーカーです。10cm径のフルレンジスピーカーですが、ネットワークを搭載しています。ネットワークの詳細がどうなっているのか、教えて欲しいと代表の木村様に伺ったところ。「よくわからないのでa.m.m.の実際にスピーカーを作っている人に聞いてくれ。」とおっしゃられたので、a.m.m.ブースへ行き質問したところ、パラレルノッチフィルターをユニットに直列に入れて、箱の響きとドライバーで出来ないこと、時間軸を制御しているのだそうです。インピーダンス補正回路は入れていないとの事でした。

 

Model 4706 Gain Card

 超小型のプリメインアンプです。中身はICアンプだと聞いたことがあります。わたしも富士通テンの508PAの付属のアンプ502Aという小型のモノを使っているので、何か非常にシンプルさという意味で似たものを感じます。小型ですが、部屋いっぱいに音量を出せるパワーを持っています。内部の回路がどれほどシンプルなのか見てみたい気がします。


Model 4704 PiTracer

 価格的に世界最高峰に位置するCDトランスポートです。レールの上に載った長方形の箱にピックアップレンズがついて、CDの符号を読み取ります。CDをかけて、この機械が動くのを見ているだけで楽しそうな製品です。また、個人的にデジタル入力をもつデジタルアンプを使っているので、この最高峰のトランスポートだとどれほど音が向上するのか、ぜひ体験してみたいですが、まず無理でしょう。夢のある製品です。

試聴

 私が席に着席したときには、500枚限定販売のPOPSユニットFAKiEのアナログディスクがかかっていました。なんでもこの"FAKiE"というユニットは楽曲の完成度もさることながら、録音にもシャープの1bit録音機を使用するという、高音質録音のディスクだそうです。

 ボーカルとギターのみのシンプルな一発録音らしく、ボーカルとギターの定位はとてもよく、小さな10cmのエンクロージャーの積極的な響きが感じられます。楽曲も録音も、この試聴で気に入ってしまったので、CDが販売コーナーで売っていると思ったのですが、売っておらず残念でした。

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