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A&Vフェスタ2006訪問記その2

〜A&Vフェスタで見てきた事などを紹介しています。〜

フォステクスカンパニーその2


 フォステクスのブースは、平日の午前中のせいか、お客もそれ程おおくなく、とても居心地がよく、さらに私は自作ファン、フォステクスファンでもあるので、紹介が1ページに書ききれませんでしたので、つづけて書いていきます。



FOSTEX FR-2




 フラッシュメモリによるレコーダーです。バッテリーに田宮模型のラジコン用バッテリーが使用できるようです。私も、バイノーラル録音をするのが好きなので、いつかこのような本格的なレコーダーを使ってみたいです。ただやや大きいので、持ち運びにはリュックや大きなバックにいれて使うなど、結構大掛かりになってしまいそうです。とにかく、録音を趣味にする者にとっては魅力的な製品です。

RS-1?とRS-N2


 

 上の写真左側が"F-1(RS-1)"、右側がプロ用のモニター"RS-N2"です。写真ではほとんど同じに見えますが、13cmのミッドレンジユニットとウーハーの大きさを、それぞれ比較してみてください。"RS-1"には新開発の25cm径のウーハーが使われています。右側のは30cmです。なので、エンクロージャーの大きさも、"RS-1"は、"RS-2R"や"RS-N2"と比較すると、やや小さめになっています。

 ここでは、写真左側の25cmウーハーを搭載したモデルを勝手に"RS-1"と呼んでいますが、係りの方に聞いたところ、まだ名称は"F-1"と呼んでおり、もしかしたら"RS-1"になるかも知れないとの事でした。実際の民生用にはRS-2よりもRS-1のほうが、小さめで受け入れやすいのではないかと思います。

レギュラーウーハー




 フォステクスの基幹をなすレギュラーユニットのウーハーです。FW108Nなどは小さくてかわいいので、おなじフォステクスのRPツイーターのFT7RPと組み合わせて、高品位な2wayを作りたいのですが、やはりRS-2とかW400A-HRなどのかっこいい"HR"振動板を見てしまうと、その振動板のモデルが欲しくなってきてしまいます。

 FT7RPのような高い周波数でクロスさせないといけないツイーターに組み合わせるウーハーには、同じく高い周波数まで振動板が共振しないような強度のより強い"HR"振動板が最適だとおもうのです。ここでも係りの方に、「小口径のHR振動板搭載モデルをぜひお願いします。」と頼んでしまい、苦笑いされてしまいました。

ツイーター




 フォステクスのレギュラーユニットのドームツイーター群です。やはり見比べるとFT48Dの立派さとマグネットの大きさは、この中で群を抜いています。FT207DもマグネシウムドームツイーターT250Dと同様、異型のフレーム形状ですが、これも係りの方にきいたところ、すこしでもウーハーと近づけて設置するためとのことでした。

 FT48Dは息の長い製品で、ハイエンドのベルテック製品などにもチューンされ採用されているので、相当の能力があるのでしょう。フェイズプラグを搭載したスキャンスピークの製品と価格差はありますが、いつか聞き比べてみたいものです。



RS-2試聴の様子


 試聴の様子です。RS-2はアキュフェーズのパワーアンプ4台でドライブされているとのことで、FOSTEX製と思われる極太のケーブルが床をはいずりまわっていました。また、RS-2の奥に控える、ネットワークボックスの巨大さにも目を見張るものがありました。個人的には自作スピーカーをつくりたいので、あのネットワークボックスの中を見てみて、ネットワーク回路の定数なんかを知りたいのですが、当然、企業秘密のカタマリでしょう。特に、見た目ではミッドレンジよりもツイーターの方が、位置的に前にでており、ここらへんのタイムアライメントをどのように補正しているのかが気になります。夢中だったため、係りの方に質問するのを忘れてしまいました。

 RS-2の試聴では、どんな曲でも、低域から高域まで全く歪みというものが感じられませんでした。スーパーツイーターのT500AUを付け加えているせいなのか、マグネシウムのツイーターのせいなのか、個人的には、高域に輝くような特徴があったと思います。とくに弦楽器の響きは本当にそれらしく鳴っていました。RS-2の説明をしてくださった、フォステクスの宮下部長様のお話では、「ジャズ向き、クラシック向きというスピーカーがあるけれども、RS-2はとにかくすべてのソースを忠実に再生することを目指した。」と強調しておっしゃっていました。

 RS-2の試聴の最後では、ダイナミックレンジの広さと周波数特性の広さ、そして耐入力を視聴者に体感してもらおうということで、ドラムのソロのソースが再生されました。相当な大音量にもかかわらず、全く歪みが感じられず、こんなに重いドラムの音は初めてスピーカーから聞きました。ただし個人的に、生でドラムの演奏を聴くことがあるのですが、生ではもっと軽い音だったような気もしましたが、RS-2はソースを忠実に再生したので、ソースそのものがこのような音だったのかも知れません。私の耳が肥えていないということも、十分考えられました。



G1300試聴の様子


 来春発売予定のG1300の試聴の様子です。フォステクスの佐藤様のお話では、G1300に使われているウーハーとマグネシウムツイーターはRS-2からそのまま転用したとのことでした。もちろんエンクロージャーに合わせて仕様の変更もされているそうです。わたしは、ウーハーの13cmユニットの単品での販売はありますかと、聞いたところ、それはないとの答えでした。

 時間帯によってRS-2とG1300の試聴を分けているらしく、私が行ったときにはイーグルスのホテルカルフォルニアのライブ盤が再生されておりました。2.1chでの再生だったらしく、G1300の間には、あの巨大なW400A-HRが収まる巨大なウーハーボックスが設置されておりました。試聴した印象なのですがウーハーとのつながりが相当良かったと思いました。W400A-HRを収めたウーハーボックスはG1300の間に設置されており、巨大さも相まって相当な圧迫感と迫力がありました。

 また、個人的にホテルカルフォルニアは大好きな曲なので、試聴そっちのけでただ聴き入ってしまいましたので、特徴をつかむのを忘れてしまいました。この割合小さなスピーカーにも、フォステクスでは極太のスピーカーケーブルを繋ぐなど、再生に抜かりはまったくないようでした。

 

 



ウーハーボックスその他


 その他の写真です。W400A-HRを収めたウーハーボックスの巨大さがG1300と比較すると分かるかと思います。このW400A-HRを使える環境にある人はうらやましい限りです。あまりの重さに、係りの方も二人がかりで持ち上げずに絨毯の床を滑らせるようにして移動させておりました。

 今回、このフォステクのブースにきて本当に良かったと思います。なんと自分の持参したCDを、フォステクスの佐藤様にお願いして、大好きなシベリウスのカラヤン指揮、フィンランディアをかけていただき、RS-2で試聴することができました。本当にありがたいことだと思います。また、ユニットに対する技術的な質問や、製品に対するお願いにも丁寧に対応していただきとても貴重な体験と時間を過ごすことができました。できれば毎年来たいと思うフォステクスのブースでした。

(平成18年09月22日)

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