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徒然雑記・散歩その1

内容を特に限定しない雑文などを書いていきたいと思います。更新は不定期ですが、よろしくお願いします。

富士通テン508PA(2006年3月)

 私は富士通テンの508PAを使っています。508Uという次世代型が登場したので、いまさらな感がありますが、長いこと使ってきていろいろと見えてきたので、書いておきたいと思います。

[利点]
・ワンポイントマイク収録など小編成の楽曲は、音像の定位が良い。
・聴き疲れる音がしない。
・生楽器の低音は割りと出ているように感じる。

[欠点]
・大編成など音数の多い楽曲は、再生音が混濁しやすい。
・周波数レンジが狭い。
・深く沈むようなシンセサイザーの音や打ち込みの低音は出にくい。

 当初は、スピーカーが8cm一発なので、部屋が狭くても綺麗に鳴ってくれるだろうと導入したのですが、スピーカー周辺に空間を取ってやらないと、定位感が出にくいということが分かり、能力を発揮させるには、意外と広い空間を要求する贅沢なスピーカーだと思います。

 小編成の楽曲、特にワンポイントマイク収録のソロや、シンプルなバックのボーカルの再生は特筆すべきものだと思います。

 スピーカーケーブルについて、メーカー推奨のものが付属しています。ケーブルの細さを見ると、直流抵抗が気になりますが、この細身のシステムに、太いケーブルが似合わないことだけは確かです。より線で、線径が非常に小さいため、酸化しやすく、たまに被膜を剥きなおす必要があります。

 この508PAは、テレビのアナウンサーの声なども明瞭に再生してくれるので、薄型テレビ用のスピーカーとしてリビングに置くのが、性能的にもインテリアデザイン的にも合っていると思います。

カーボンについて(2006年3月)

 カーボン素材のことについて、少し思い出して書いてみます。

カーボン素材の利点
・金属と比較し密度が小さく、比強度が高い
・弾性係数が高い
・カーボン繊維の線膨張係数がマイナスを示す
・積層構成や繊維構成により、材料に異方性を持たせられる

 これらの特徴から、打ち上げコストが1億円/kgといわれる人工衛星の構造体、レーシングカーや航空機に多く用いられています。他にもゴルフクラブやテニスラケットや、陸上競技の円盤やヤリにも使われて、強烈なサーブや飛距離アップに貢献しているはずです。また、カーボン繊維の線膨張係数は一般的にマイナスを示すので、樹脂やグラスファイバー等と組み合わせて積層することにより、線膨張係数をゼロ0に近づけた部材を作ることもできます。こうしたゼロ膨張部材は、温度変化の激しい場所での、精密測定機器・光学機器などの構造部材に重宝されています。

 製造方法も、接着剤付のカーボンクロスを、手作業で一枚一枚積層し、最後にオートクレーブ(圧力釜)で焼き固めるという、手間暇(コスト)のかかるものでしたが、最近では、型枠に繊維を詰めて、真空状態にしてから樹脂を流し込んで成型する方法や、細切れにしたカーボン繊維に接着剤を混ぜ、塑性状にしたものを型枠に流し込んで成型する方法など、コストを低減できる製造方法がいろいろと開発されています。

 これら材料の特性を考えると、例えば、スピーカーの振動板やボイスコイルのボビンなど、軽さと強度が求められるところにカーボンが使われるのは、理にかなっていると思います。個人的には、カーボンハニカムやグリッド構造で補強された平面振動板のスピーカーなんかができれば、聴いてみたいです。しかし、多くのカーボンアクセサリーは、カーボンクロス地の独特の見た目やエクステリアデザインなど以外に、どのような理由で採用しているのか理解できないところがあります。

スパイク(2006年3月)

 メーカー製のスピーカーやスタンドには、スパイク状のインシュレーターが多く採用されています。またアクセサリーでも、スパイク状のインシュレーターが数多くでています。

 そこで簡単にオーディオに転用できそうなスパイクを探したところ、特殊な加工も必要なく、すぐに使えそうなものがありました。それは、陸上競技用のスパイクです。競技種目の違いなどによって、スパイクピンの長さや先端の形状、材質などいくつかの種類があり、オーディオ用のインシュレーターと比較すると、どれも驚くほど安価です。瞬間的には何百キロという力が足に加わる陸上競技で使われるスパイクなので、強度もそこそこありそうです。



ミズノの陸上用スパイクピン。奥のモノはスパイクをネジ埋め込むための専用ドライバー。

 ただし、オーディオ用のスパイクと陸上用のスパイクを比較したことはないので、音質向上に結びつくのかどうか不明です。ミズノやアシックスのページを探すと、スパイクについていろいろと説明があります。大きなスポーツ用品店で手に入ります。



スパイクのアップの写真。スパイクピンの形状や長さはいろいろな種類がある。

お気に入りCD5枚 (2006年3月)

 個人的に気に入ってる日本の女性ボーカルCDを紹介します。


柴草玲「レクイエム」

 「レクイエム」は柴草玲さんの3rdアルバムです。他にも「遺伝子」「あじさい」「うつせみソナタ」「会話」の合計五枚アルバムが出ていますが、1枚目のアルバム「遺伝子」は絶版になってしまったようで、聴くことができないのが残念です。個人的なことですが、4曲目〜渋滞たけなわ環八沿い〜と歌い始めたところで、昔電車から毎日のように見た夜の環八、どこまでも続く車のテールランプが思い出され、歌の世界に引き込まれてしまいました。曲調は静かで、詩も柴草作品の中では、表面的に穏やかなものだと思うのですが、曲と詩のなかに隠れた強い感情やその純度は、柴草作品の中でも随一だと思います。いつか、ピアノの音像が見え、ペダルを踏む音まで再生するようなスピーカーで聴いてみたいアルバムです。



つじあやの「バランソ」

 はずむような軽い声、ウクレレ、小編成のバックサウンド、重苦しさや堅苦しさの欠片もない軽い曲調。ノイズのない録音。つじあやののアルバムは他にも多くありますが、最も好きな一枚です。



川村結花「around the PIANO」

 ライブ収録の「夜空ノムコウ」が入っています。この「夜空ノムコウ」については、ライブ録音でありながら、オリジナルのスマップを超えているように思います。(作詞作曲を自分でしているのだから当たり前でなのでしょうが)ピアノを主体としたバックサウンドも良い感じで、他にも、小田和正がプロデュースした曲、矢野顕子などいろいろなアーティストとの共演、泉谷しげるの「春夏秋冬」のカバーなど、いろいろ入っていて楽しめます。



白鳥マイカ「花園」

 都会的で洗練されたバンドサウンドで、とてもファーストアルバムとは思えない作品です。2nd、3rdアルバムでは、曲をアコースティックな方向やポップスに振ってみたり、いろいろと模索しているように見えます。



鬼束ちひろ「Sugar High」

 鬼束ちひろ3枚目のアルバムです。最期のオリジナルアルバムになってしまいそうなのが気がかりです。全曲ピアノを主体としたシンプルなバックサウンドと鬼気迫るボーカルに圧倒されますが、特に9曲目の、狂気に近い歌い方と、乾いたチェンバロの音色がなんとも表現できません。もう一度、この作品を超えるオリジナルアルバムを聴いてみたいです。

インフィナイトスロープ (2006年4月)

 久しぶりに図書館へ行き、無線と実験誌のバックナンバーを読んでいたところ、joseph audioのスピーカーの紹介がのっていました。何でも、そのスピーカーに採用されているインフィナイトスロープというネットワークが、LCRの共振とコイルの電磁結合を利用し、位相回転も生じず、120dB/octの急峻な遮断特性を実現しているとのことです。米国特許のネットワーク図も載っていましたが、どのような動作原理なのか、私には検討もつきません。120dB/octでクロスさせるとなると、素子の定数が誤差などで少しでも設計と異なれば、f特に強烈なディップが生じそうですが、実際のスピーカーにはどのような定数のネットワークが装備されているのでしょうか。個人の自作などではとても太刀打ちできそうにない技術ではあります。これなら金属やセラミック系で高域に強いピークを持つユニットでも、ピークを残すことなく遮断でき、ツイーターもぎりぎりの低い周波数まで使えそうです。

人の声の周波数帯域(2006年4月)


 人間の周波数帯域を調べてみました。すると、声の基音はほとんど100〜1000(Hz)にあるようです。こうなると、声の基音について、2wayスピーカーではほとんどウーハーで再生されることになり、3wayスピーカーやホーンマルチシステムでは、ミッドとローのクロスが150〜800(Hz)のスピーカーが多いので、完全に声の基音部分を二つのスピーカーで再生していることになります。小口径フルレンジのバスレフでは、ポートからもボーカル帯域が出てしまい、ポートからの漏れを嫌って大容量バスレフや密閉型に入れても、200Hz付近からだら下がりの周波数特性になってしまいます。ボーカルの基音再生一つをとってみても、とても難しいです。

ヘッドホンの思い出(2006年4月)

 だいぶ昔の話を思い出して書いてみたいと思います。過去の記憶なのでところどころ誇張や、美化されている部分もあります。

 私の高校時代、同級生で軽音楽をやっている連中は、ニルヴァーナやクイーンなんかをコピーしては、爆音で歌っている時代でした。BOOWYやXも人気がありました。私は校舎からもれてくる音楽を聴きながら、校庭で部活動に励んでおりました。家に帰れば、夜ですから、ロックを大音量で聴くわけにはいきません。そこで、少しでも好きなロックをいい音で聴きたいと、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、高校生にしては非常に高価なオーディオテクニカの密閉型ヘッドホン(2万くらいはしたと思う)を買ったのでした。

 MDは出始めたころ、いまだカセットのウォークマンが主流の頃で、教室ではウォークマンにソニーのヘッドホン(エッグ)をしているだけで、音がいいとか、すごいとか言われている時代でした。そんな時代に、オーディオテクニカの高級モデルを、ミニコンポにつないで聞いたときには、今まで聞いてきた音とのあまりの違いに感動し、好きなロックやポップスを、今思えば熱病にうなされるように聴いていました。パールジャムのVitalogyの紙ジャケなんかボロボロになるほどに。

 高校3年間そして大学と、夏場で耳が蒸し暑かろうがなんだろうが、そのヘッドホンを使って、好きな音楽を聴いていました。密閉型の押し出しの強い低音は、大好きなロックを聴くのには最適でした。そのヘッドホンを買ってからどれくらいたったでしょうか、それだけ使い込めばあたりまえですが、イヤーパッドがぼろぼろになり、メーカーへ修理に出しました。自分の使っていたヘッドホンが製造中止になってから、時間が経っていたのは分かっていましたが、後継機のイヤーパッドも形状は同じ様に見えたので、イヤーパッドの補修部品ぐらいはあるものと思っていました。

 結果は、補修部品が無く修理ができないとのことでした。長年愛用し、いつもそばにあったヘッドホンだったので、寂しい気持ちでしたが、イヤーバッドの修理はあきらめました。空虚な気持ちだったので、修理ができないと言われたヘッドホンの引き取りも断りました。それから、しばらくは卒論やら就職やらで音楽を聴く時間も減っていきました。

 就職してしばらく経った頃、学生時代とは異なり小銭も貯まるようになり、いつの間にか好きなCDも思い切って買えるようになりました。ただ、夜は蚊の鳴くような音量で音楽を聴いていました。その頃、オーディオテクニカからは、木やチタンのハウジングをもった高級機種や、オープンエアー型の機種が出てきていました。

 そのうち、CDの枚数が増えるにつれ、昔のようないい音でCDを聴きたいというおもいが強くなってきたので、新しいヘッドホンを買ってみようと考えました。社会人になったので、多少無理をすれば、ヘッドホンなら最高機種が買えます。評判の良かったゼンハイザーも含めて、いろんな店でヘッドホンを試聴してまわりました。最後には、またオーディオテクニカの密閉型のモデルにしよう思いました。オープンエアー型は、試聴した量販店の外来ノイズが大きすぎて、その良さを感じ取るのが難しかったのかもしれません。

 しかし、昔の出来事もあって購入するには至らず、御茶ノ水オーディオユニオンの地下へ足を運んでみたときのことでした。地下の奥には、STAXと言う見慣れないヘッドホンが置いてありました。ヘッドホンは専用のアンプにつながれていて、専用のアンプは手で触れると、かなり熱くなっていました。視聴用につながれているCDプレーヤーは、灰色の立派なものでした。店員さんと常連のお客さんと思しき男性が、なにやら熱く語り合っていましたが、他の量販店に比べ店内は静かで、ヘッドホンの音が良く分かります。そこで、STAXを試聴してすぐに購入を決めました。

 さすがにSTAXの最高機種は無理だったので、SR-303+SRM-313にしたのですが、家でミニコンのCDプレーヤーをSTAXのアンプにつないで聴いてみると、今まで聴いてきたスピーカーやヘッドホンなどとは別次元の音がしました。きっと上には上があるのでしょうが、STAXと出会ってから、オーディオテクニカやソニーなど、他メーカーのヘッドホンには、まったく興味がなくなりました。STAXがあれば十分と思うようになりました。

 STAXを使うようになってから5〜6年近く経ったでしょうか、ずっとSR-303+SRM-313で音楽を楽しんでいます。一度アンプが壊れましたが、きちんと修理されて戻ってきました。 きっと、あの時オーディオテクニカのヘッドホンが修理されてきたら、私は未だにそれを使っていたに違いなく、STAXに出会うこともなかったと思います。

 ありがとうオーディオテクニカ。

スパイクピンの購入(平成18年09月23日)



 自作のボードや、これから作ろうと計画している自作のスピーカーのため、スパイクを使おうとスパイクピンを買ってきました。オーディオ用はとても高価で手がだせませんが、陸上用は上記の写真のとおり、16本で840円と格安です。鉄製ですが、強度には本来の用途を考えると全く問題がないと考えられます。長さもたくさんの種類があって、用途に応じて選択できます。ただし、強いアスリート向けと思われるチタン製のスパイクピンもあったのですが、こちらは6本で2000円以上と、さすがに高価でした。

カーボンについてその2(平成18年09月26日)

 カーボンについて、また思い出して書いてみます。したの写真はカーボンのごく細くて薄い板です。板状の型枠に何層もカーボン繊維を積層してつめ、完全に密閉してから、真空ポンプで型枠の空気を吸い出してから、熱硬化型のエポキシ樹脂を含浸させて作ったものです。

 カーボンは素材は一般的に、カーボンクロスと樹脂で出来ているといえます。カーボンの繊維方向は、ヤング率、線膨張係数ともにカーボンクロスの性質が大きく出ます。逆に、積層方向では、ヤング率、線膨張係数ともエポキシ樹脂の性質が大きく出てしまいます。ですから繊維方向には抜群の強度をもっていても、積層方向はエポキシ樹脂の性質が大きく出ますので、あまりたいしたことはない訳です。





 ちまたにはカーボン素材のオーディオアクセサリーが沢山売られています。どれも驚くほど高価で、"ハイスピード"をうたっています。インシュレーターなどは表面をきれいにクロスで覆っていて、内部のクロスの積層方向を見ることができません。もし、もし方向が、水平のインシュレーターであれば、その性質はエポキシ樹脂に近いものと想像できます。積層方向が垂直のインシュレーターなら、うたい文句のとおり、カーボンの性質が多くでますので、垂直方向に強度が出て、"ハイスピード"といっていいと思います。とにかくカーボンは積層方向、繊維の向きによって、大きく性質が異なるので、その性能を発揮させるためには、適切な設計が求められます。ちまたでうられている多くのカーボンアクセサリーはどうなっているでしょうか。

ジャズ喫茶Meg

 日本でもかなり有名なジャズ喫茶Megに行ってきました。吉祥寺の街は久しぶりです。駅前の商店街の賑わいといい、近くに井の頭公園などの緑の環境も恵まれ、新宿や渋谷にも近いときたら、学生の住みたい街のベスト10に入るのも頷けます。



 ジャズ喫茶Megはそんな、吉祥寺の街の、飲み屋さんが多くある場所の一角にひっそりとありました。平日の午後だったので、お客さんは、私を含めて3人、アバンギャルドのスピーカーの真中のベストポジションでジャズを楽しむ事ができました。



 近頃はBGM程度にジャズを流していてもジャズ喫茶を名乗る店も多い中、ここは正真正銘の正当なジャズ喫茶だと思いました。お客が真剣にジャズを聴くことができます。シンバルやトランペットの音は耳に突き刺さるほどの大音量です。オーナーの著書のとおりドラムとベースの骨格と、シンバルの輝きを堪能することができました。ただピアノはなんとなく歪んでいるような気がしたのですが・・・。ソースが原因でしょうか。



 近くにあれば、何度も通いたいジャズ喫茶です。

(平成18年10月16日)

ジャズ喫茶いーぐる

 四谷の駅から徒歩2分程度でしょうか、ジャズ喫茶いーぐるに行ってきました。交通量の多い新宿通り沿いにあるものの、いーぐるは地下1階にあるため、外の喧騒とは無縁です。こころゆくまでジャズを楽しむことが出来ます。



 私がお店に入ったときには、お客さんは6〜7人いたでしょうか、平日の午後の割に多くのお客さんがジャスを聴きに、休憩しに来ていました。スピーカーの間のベストポジションには先客がおりましたので、私は、スピーカーの間の大分後ろの席へ座りました。

 それ程の大音量ではなく、かといってBGM程度の軽い音量でもなく、とても聴きやすい音量でした。スピーカーは、店を出るとき店員さんに聞いたのですが、JBLの4344で壁に埋め込まれていました。店内はとてもよく整理されていて、ジャズ喫茶の店内は雑然としたものだという私の固定観念を破るものでした。トランペットやギターなどの弦のはじける音がとても綺麗だとおもいました。

 このお店の音の感想を一言で言い表すなら、端正な音でしょうか、中域に密度があり、ピアノが歪んでしまうこともありません。ただ、ドラムややベースなどの低音部は若干控えめのような気がしました。



 店内も綺麗で、音も耳に突き刺さってくるような攻撃的なものではなく、やさしい音色を奏でるので、何時間でも居たくなってしまうジャズ喫茶です。この近くの大学生などはこんな素敵な喫茶店があってうらやましい限りです。



 ベストポジションの席に座れるように、また来たいと思う喫茶店でした。

ジャズ喫茶「いーぐる」のホームページ
ジャズ喫茶「いーぐる」のブログ

(平成18年10月19日)

Bang and Olfsen/B&O

 B&O横浜ポートサイド店へ行ってきました。B&Oといえば優美なデザインの音響機器を作る北欧のメーカーです。とくに私はBeoLab5というコンピューターで完全に制御された最高級モデルが、どのように音楽を奏でるのかが気になり、試聴しようとお店を訪れた訳です。

 場所は、横浜東口から徒歩10分くらいでしょうか、祝日でしたがひっそりとした場所にあり、北欧のデザインメーカーのお店だけあって、少し敷居が高い気がしました。店内はさすがにオシャレで、日本の大手家電量販店では、見られないような洗練された商品の陳列で、こうした静かな中でじっくり商品をみることができるのはとても良い事だと思いました。

 さっそく店員の方にBeoLab5を聴かせて欲しいとお願いしましたが、何でも試聴機でもよいから早く持ってきて欲しいというお客さんがいたらしく、BeoLab5の試聴機は売れてしまい、ここにはないとのことでした。世の中にはなんとも豪快な方がいるものです。

 そこでBeoLab3とBeoSound9000のシステムを試聴することにしました。B&Oのシステムは基本的に、プレーヤー+プリアンプとパワーアンプ内蔵のスピーカーのシステムの組み合わせということになります。BeoLab3はツイーターが非常に特徴的な形状で、大きさも手のひらに乗りそうなほど小さいのですが、試聴に用意した小倉貴久子さんの「ベートーベン月光幻想曲風ソナタ/クラヴィーア作品集」のCD、12曲目と13曲目をかけて頂きましたが、だいぶ大き目の音量であるのにも係わらず、フォルティティッシモでも全く歪むことはありませんでした。

 最初は音の明瞭度が少し足りないのではないかと感じましたが、曲を聴き込むうちに、これは高域に強調感を付け、形だけ解像感を与えているスピーカーではないように思いました。中域に密度があり、低域もエンクロージャーの大きさを考えると驚くほど豊かです。お店の方に聞くと、このスピーカーには、ツイーターとウーハー用それぞれにパワーアンプが与えたれているとのことでした。

 リモコンの持った質感、手を近づけると自動的に開くCDトレー、優雅な動きを見せる機械、洗練された外観と、主張を持った音、どれも日本の音響メーカーにはなかなかないものばかりで、とても素晴らしいと感じました。

 気に入ったので、贈答用に小さなA8というイヤホンを買ってしまいました。立派なカタログも頂きましたが、これはB&Oのプロダクトデザインの作品集とも呼ぶべきものだと思いました。カッコイイ!



 こうしたメーカーが日本にも増えてくれることを期待してしまいます。

Bang and Olfsen横浜ポートサイド店のページ
試聴用に使ったCDの小倉貴久子さんのページ

(平成18年10月25日)

JAZZ喫茶Nica's

 小田急線町田駅からは徒歩2分程度、JR町田駅からは徒歩4分程度の駅からごく近いところのビルの3階にあるジャズ喫茶です。町田駅付近にあるもう一軒のジャズ喫茶NOISEが、場所的に完全に若者向けの店になりBGM程度にしかジャズを楽しめないのとは対照的に、こちらでは、落ち着いてジャズを楽しむことができます。ただ店内が三角形をしているので、スピーカーの間のベストポジションを取れる席がありませんので、それに近い席に私は座りました。



 私はコーヒーが苦手なので、だいたい紅茶を注文するのですが(JAZZ喫茶にあるまじき人間ですね私は)、ここではレモンティーをお願いしました。店主に聞いたところスピーカーは古いJBLだそうで、外観からもかなりの年代を経ていることがうかがえます。

 音は、音域は控えめですが、中域が張り出した音で、ドラムの低域もとても穏やかな鳴りかたです。きっと古いアナログディスクを好んで店主がかけているせいもあると思います。全体的にとても穏やかな鳴りかたでした。一枚一枚丁寧にアナログディスクを拭いて、プレーヤーにセットしていく様は、見ていてかっこよかったです。



 町田は昔からよく来る街なので、寄り道できるところが増えて嬉しくなりました。

Nica's -Jazz Coffee & Whisky のホームページ

(平成18年10月30日)

JAZZ喫茶MARY JANE/JAZZ喫茶 JBS

 渋谷にあるジャズ喫茶MARY JANEへ行ってきました。駅から国道246号線の歩道橋を渡ってすぐのところにあります。階段を登った2階にお店はありました。

 

 店に入ると、ちょうど角のところにスピーカーがありますが、柵のようなもので、何のスピーカーかは分かりません。高域、低域共に控えめな音と感じました。やさしく穏やかな音です。わたしはサクランボフレーバーティーを注文しましたが、ほのかにさくらの香りがしておいしかったです。

 しかもポッドごとテーブルに来るので、かなり量も多く、十分な時間飲みながら楽しむことができました。テーブルに置いてある雑誌や本の中から、JAZZの名盤100を手にとっては、眺めていました。とおりにでると人ごみに押されてしまうような渋谷にあるとは思えない静かな場所でした。



 お店でゆったり過ごしていたら、外はもう暗くなっていました。


JAZZ喫茶 JBS

 続いて、渋谷で買い物を済ませてから、道玄坂の上にあるジャズ喫茶JBSへ行きました。このお店も2階にあります。階段を登ると真新しそうな木の扉があります。中に入ると、カウンターと小さなテーブル席が2つほどの小さな店内です。しかしアナログディスクの量が半端ではありません。人の居るスペースよりもアナログディスクの占めるスペースの方が大きいのではないでしょうか、人が座るカウンターにも半分くらいは、アナログディスクが置いてあります。店主のアナログレコードに対する想いが伝わってきます。

 

 店内は小さいながらも、木とモルタルに囲まれており、ライブなよい響きです。低域は控えめですが中域の明瞭度はかなり高いと思いました。ピアノの音色もとてもまろやかです。オーディオ的に捉えなくても、店主がかけるレコードの選曲が、個人的に最高でした。どれもノレる曲ばかりです。渋谷の街に繰り出すまえに英気を養うには最高のお店だと感じました。

 奥のテーブルには、無線と実験誌、ステレオ誌、BEAT SOUND誌が置いてあります。渋すぎます。オーディオの雑誌が充実しているのも嬉しい限りです。

 渋谷に来たときには、ぜひ立ち寄りたいお店だと思いました。

(平成18年11月07日)

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